貸金業務取扱主任者の過去問
令和2年度(2020年)
貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること 問32
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問題
貸金業務取扱主任者資格試験 令和2年度(2020年) 貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
債権の目的及び効力に関する次の記述のうち、民法上、その内容が適切なものを1つだけ選びなさい。
- 債務の不履行に対する損害賠償の請求は、これによって通常生ずべき損害の賠償をさせることをその目的とする。特別の事情によって生じた損害は、当事者がその事情を予見すべきであったときは、債権者は、その賠償を請求することができる。
- 債務の履行について不確定期限があるときは、債務者は、その期限の到来したことを知り、かつ、債権者からその履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。
- 債務の不履行又はこれによる損害の発生もしくは拡大に関して債権者に過失があったときでも、裁判所は、これを考慮して、損害賠償の責任及びその額を減免することはできない。
- 利息を生ずべき債権について別段の意思表示がないときは、その利率は、年5分となる。
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この過去問の解説 (1件)
01
正答:1
「民法」の「債権」に関する問題です。
1 .〇
1.文のとおりです。
【ポイント】
特別の事情による損害であっても、当事者がその事情を予見すべきであったときは賠償請求の対象となります。
2 .×
【その期限の到来したことを知り、かつ、債権者からその履行の請求を受けた時から】の部分が誤りです。
債務の履行について不確定期限があるとき、債務者は、その期限の到来した後に履行の請求を受けた時又はその期限の到来したことを知った時のいずれか早い時から遅滞の責任を負います。
3 .×
【損害賠償の責任及びその額を減免することはできない】の部分が誤りです。
債務の不履行又はこれによる損害の発生若しくは拡大に関して債権者に過失があったときは、裁判所は、これを考慮して損害賠償の責任及びその額を定めるとされています。
4 .×
【年5分となる】の部分が誤りです。
利息を生ずべき債権について別段の意思表示がないとき、利率はその利息が生じた最初の時点における法定利率により、法定利率は年3パーセントと定められています。
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