貸金業務取扱主任者の過去問
令和5年度(2023年)
法及び関係法令に関すること 問3

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問題

貸金業務取扱主任者資格試験 令和5年度(2023年) 法及び関係法令に関すること 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

貸金業者向けの総合的な監督指針における反社会的勢力による被害の防止について、監督当局が貸金業者を監督するに当たって留意することとされている事項に関する次のa ~dの記述のうち、その内容が適切なものの個数を1つだけ選びなさい。

a  反社会的勢力との関係を遮断するための対応を総括する部署(以下、本問において「反社会的勢力対応部署」という。)を整備し、反社会的勢力による被害を防止するための一元的な管理態勢が構築され、機能しているか。一元的な管理態勢の構築に当たっては、反社会的勢力対応部署において反社会的勢力に関する情報を積極的に収集・分析するとともに、当該情報を一元的に管理したデータベースを構築し、適切に更新(情報の追加、削除、変更等)する体制となっているか。
b  反社会的勢力との取引を未然に防止するため、反社会的勢力に関する情報等を活用した適切な事前審査を実施するとともに、契約書や取引約款への暴力団排除条項の導入を徹底するなど、反社会的勢力が取引先となることを防止しているか。
c  反社会的勢力との取引が判明した場合、直ちに取引を解消することは、貸金業者が回収不能による経済的損失を被り、当該回収不能の結果として反社会的勢力が利益を得ることとなるほか、役職員の安全が脅かされる等不測の事態が危惧されるため、弁済が滞る又は不当な要求行為等があるまで、契約解消は行わないこととしているか。
d  反社会的勢力からの不当要求に対しては、あらゆる民事上の法的対抗手段を講ずるとともに、積極的に被害届を提出するなど、刑事事件化も躊躇しない対応を行うこととしているか。

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この過去問の解説 (1件)

01

反社会的勢力への対応についての出題です。

 

aは正しいです。

指針においては、当該情報の収集・分析等に際しては、グループ内で情報共有に努め、業界団体等から提供された情報を積極的に活用しているか、と続きます。

 

bは正しいです。

内容の通りです。

 

cは誤りです。

正しくは、事後検証の実施等により、取引開始後に取引の相手方が反社会的勢力であると判明した場合には、可能な限り回収を図るなど、反社会的勢力への利益供与にならないよう配意しているか、となっています。

 

dは正しいです。

特に脅迫・暴力行為の危険性が高く緊急を要する場合には規に警察に通報を行うこととしています。

選択肢1. 1個

誤りです。

選択肢2. 2個

誤りです。

選択肢3. 3個

正しい内容は3個のため、この選択肢が正解です。

選択肢4. 4個

誤りです。

まとめ

近年、この指針に関する出題頻度は高いため、しっかりと対策することをお勧めします。

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