ケアマネの過去問
平成21年度(第12回)
保健医療サービス分野 問26

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

ケアマネジャー試験 平成21年度(第12回) 保健医療サービス分野 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

検査結果と病態との組み合わせについて正しいものはどれか。3つ選べ。
  • CRP(C反応性蛋白)の上昇------炎症
  • 血清クレアチニン値の低下------腎機能低下
  • 1秒率(FEV1.0%)の上昇--------呼吸機能低下
  • 血小板の減少-----------------出血傾向
  • 血清アルブミン値の低下--------低栄養

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

2:血清クレアチニンは筋肉の老廃物であり、腎臓で排泄されます。腎機能が低下すると排泄が正常に行われないため、血清クレアチニン値は上昇します。

3:1秒率は肺機能を調べる指標のひとつであり、最初の1秒間で吐き出した空気量の割合を示しています。70パーセント以上が正常ですが、閉塞性換気障害(気管支が狭くなることで起こる呼吸機能障害)がある場合に値が低下します。

参考になった数55

02

正解は1・4・5です。

1 正解→CRPは、急性炎症や急性組織破壊により肝細胞から産生が誘導される急性相反応物質の代表的なたんぱく質です。急性反応に鋭敏に反応して上昇するため、炎症活動性の指標として利用されます。


2 不正解→血清クレアチニンは、血液の中のクレアチニン(筋肉に含まれているたんぱく質の老廃物の一つ)のことで、通常であれば腎臓でろ過されて尿で排出されるのですが、腎機能の低下により尿に排泄されずに血液中に蓄積されたものです。腎機能の低下とともに血清クレアチニンの値は高くなります。


3 不正解→1秒率は肺機能を調べる指標の一つです。深呼吸して一気に吐き出した空気量に対し、最初の一秒で吐きだした量(1秒量)の割合を示したものです。1秒率が低下している場合は呼吸機能障害が疑われます。


4 正解→血小板は血液中の有形成分の一つであり、骨髄中の巨核球の断片化によって生成すると考えられています。止血や血液凝固に必須不可欠な役割を果たします。血小板が減少すると出血が起こりやすくなります。


5 正解→低栄養とは、健康な身体を維持するために必要なエネルギーやたんぱく質が不足している状態のことです。加齢に伴い身体機能が低下する高齢者によく見られます。血清アルブミン値は栄養状態を評価する目安になります。3.5g/dl未満だと注意が必要です。栄養状態が悪いと低値になります。

参考になった数44

03

2 血清クレアチニン値の上昇ー腎機能の低下が考えられます。

3 1秒率(FEV1.0%)の低下ー呼吸機能の低下を表します。

参考になった数17