ケアマネの過去問
平成21年度(第12回)
保健医療サービス分野 問32

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問題

ケアマネジャー試験 平成21年度(第12回) 保健医療サービス分野 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

褥瘡について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 褥瘡は、慢性的な圧迫、湿潤、摩擦、栄養不良が要因とされ、発生には1~2週間かかる。
  • 褥瘡への対応の基本は、発生を防止すると同時に、早期発見に基づく適切な治療と看護のもとに、治療させることである。
  • 褥瘡の発赤がみられた場合には、医療職種と連携を図り、進行を阻止することに最善を尽くす。
  • 褥瘡の発赤部分へのマッサージは、血液の循環を促すので有効である。
  • エアマットレスは、空気をいっぱいにせず、体が底付きしない程度の圧で使用する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.褥瘡は、腰や背中、足などの骨の突出部位に持続的な体重による慢性的な圧迫で発生しやすく、主に寝たきりの人に出来やすい。原因としては、皮膚の不潔や湿潤、摩擦により起こる。そこに栄養失調が加わると発生しやすくなる。このような発生条件がそろえば1~2日でも発生することもある。

2.2時間ごとの体位変換や身体や寝衣、寝具などの清潔を保つこと等、予防は褥瘡に対する基本的なケアである。また発生してしまった場合、早期の適切な処置が必要。

3.褥瘡の初期は発赤だが、進行すると壊死を起こし潰瘍状態となる。褥瘡部は細菌感染を起こしやすく、敗血病の原因となることもあるので、創部の保護、清潔保持で悪化を防ぎ医療職種と連携を図り、進行を阻止することに最善を尽くす。

4.発赤は、褥瘡部分である。発赤部位周辺のマッサージは、血液の循環を促すので有効であるが、発赤部分に触れることは感染症の原因となる可能性が高い。

5.エアマットレスは、空気をいっぱいにせず、体が底付きしない程度の圧で使用することで体圧分散効果が期待できる。

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02

1:褥瘡は寝返りなどを自分でうつことができない寝たきりの人や感覚障害がある人に起こりやすいです。特に骨の突出部は圧力を受けやすく脂肪や筋肉も少ないため褥瘡が出来やすいです。褥瘡は患者の衛生状態や栄養状態、免疫力などによっても大きな影響を受け、1日から2日でできる場合もあります。

4:発赤部は炎症が起こっている状態のため、刺激することでさらに炎症を助長することになります。また、皮膚が弱い状態になっているため、症状がさらに悪化する可能性があります。

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03

1 褥瘡は、要因が揃えば1~2日で発生することがあります。

4 発赤部を摩擦すると、皮膚内部の傷と炎症を悪化させるため、マッサージはせず傷つけないように保護します。

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