ケアマネの過去問
平成27年度(第18回)
保健医療サービス分野 問26

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1、2、5 です。

3 ノロウイルスは下痢などの症状が治まってもウイルス自体はまだ体内に残っており、便として排出され続けているため感染する可能性はあります。

4 白血球数が増加するのは、【細菌感染】の場合です。
  ウイルス感染症ではその数値が増加しない、または減少傾向になることもあります。

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02

1:CRPは炎症の程度を知るために、臨床でよく用いられる数値です。体内の炎症反応は組織崩壊によって上昇します。

2:胸部X線は肺疾患だけでなく、心不全による心拡大や胸水貯留などの症状を見つけるのにも有効です。

3:下痢がおさまってもウィルスの排出は続きます。

4:インフルエンザやはしかなどでは増加しないケースがあります。

5:設問の通りです。

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03

正解は1・2・5です。

1 正解→急性炎症や急性組織破壊により肝細胞から産生が誘導される急性相反応物質の代表的なたんぱく質です。急性炎症に鋭敏に反応して上昇するため、炎症活動性の指標として利用されます。

2 正解→胸部X線検査では肺、縦隔(両方の肺と心臓の間にある部位)、胸郭、胸膜(肋骨)、心臓の異常を調べることができます。

3 不正解→ノロウィルス感染症はノロウィルスを蓄積した2枚貝(アサリやカキなど)を人が十分に加熱しないで食べると感染します。
また、ノロウイルスに感染した人が、十分に手を洗わずにウイルスが手についたまま調理をすると、食品についてしまい、その食品を食べた人が感染したり、ノロウィルスに感染した人の便や嘔吐物を処理した後に手についたウイルスが口から取り込まれて感染します。
最初は感染された食品を食べて感染者が出て、その後は接触による感染や飛び散ったウイルスが空気中を舞っていてそれを吸い込み感染が広がります。
つまり、経口感染・接触感染・飛沫感染・空気感染に感染経路は広がっていきます。
24時間から48時間(比較的短時間)の潜伏期間を経て発症します。
人の小腸内で増え、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・発熱(高温にはならないことが多い)などを起こします。
通常は3日以内に症状は回復しますが、ウイルスは感染してから1ヵ月程度は便の中に排泄され続けます。

4 不正解→一般的にウイルス感染では白血球数は横ばいか低下します。細菌感染では白血球の増加が目立ちます。

5 正解→尿路感染症は尿道・膀胱・腎盂・腎杯などの尿路系における感染症です。通常は一般細菌によるものがほとんどです。尿路感染症では尿沈査に白血球、白血球円柱、上皮細胞の有意な増加を認めます。

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