ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
保健医療サービスの知識等 問15

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問題

ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 保健医療サービスの知識等 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

ターミナルケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境の整備は、法律に基づく政府の努力義務とされている。
  • 介護保険の特定施設は、看取りの場となり得る。
  • 看護師は、死亡診断書を作成することができる。
  • 痛みの訴えは、身体的な要因によるものであるため、医療処置で対応できる。
  • グリーフケアとは、遺族の悲嘆への配慮や対応を行うことである。

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この過去問の解説 (2件)

01

ターミナルケアは、生命を脅かされる状況にある患者とその家族に対し、

痛みや身体的問題、心理社会的問題などに関する適切な評価を行い、

それが障害とならないよう予防・対処し、クオリティー・オブ・ライフを改善するためのアプローチです。

選択肢1. 人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境の整備は、法律に基づく政府の努力義務とされている。

社会保障制度改革推進法第6条には、

人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境の整備を行うものと定められていますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢2. 介護保険の特定施設は、看取りの場となり得る。

介護保険の特定施設は、

介護保険法第8条第11項、

介護保険法施行規則第15条によると、

有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホームをいいます。

 

看取りの場となり得ますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢3. 看護師は、死亡診断書を作成することができる。

死亡診断を行うのは医師ですので、看護師は死亡診断書を作成することはできません。

選択肢4. 痛みの訴えは、身体的な要因によるものであるため、医療処置で対応できる。

痛みの訴えは、身体的な要因だけでなく、心理的要因などによりますので、

医療処置で対応できないことがあります。

選択肢5. グリーフケアとは、遺族の悲嘆への配慮や対応を行うことである。

グリーフケアとは、遺族の悲嘆への配慮や対応を行うことですので、

これは適切であると考えられます。

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02

ターミナルケアでは、本人・家族の意向の確認や訪問看護・医療機関など他機関との連携が重要です。

選択肢1. 人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境の整備は、法律に基づく政府の努力義務とされている。

適切です。社会保障制度改革推進法の第6条に規定されています。

選択肢2. 介護保険の特定施設は、看取りの場となり得る。

適切です。看取りの際には、医療機関や家族との連携が重要です。

選択肢3. 看護師は、死亡診断書を作成することができる。

不適切です。死亡診断書は医師が作成します。

選択肢4. 痛みの訴えは、身体的な要因によるものであるため、医療処置で対応できる。

不適切です。痛みの訴えについては、身体的な要因によるものとは限らず、医療処置以外にも適切な支援が必要です。

選択肢5. グリーフケアとは、遺族の悲嘆への配慮や対応を行うことである。

適切です。悲しんでいる遺族に対するサポートも重要です。

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