1級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)
午前 問32

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

大断面集成材を用いる木造建築物に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 接合金物のボルトの孔あけ加工の大きさについて、ねじの呼びがM16未満の場合は公称軸径に1mmを加えたものとし、M16以上の場合は1.5mmを加えたものとした。
  • 大規模な木造架構であったため、全体の建方が完了してからの建入れ修正ができなかったので、建方に並行してブロックごとに建入れ直しを行った。
  • 集成材は、現場搬入から建方まで15日以上要したので、雨がかからないように防水シートで覆いをかけて保管した。
  • 大断面材に設ける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を5mm以内とした。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当なものは「大断面材に設ける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を5mm以内とした。」です。

選択肢1. 接合金物のボルトの孔あけ加工の大きさについて、ねじの呼びがM16未満の場合は公称軸径に1mmを加えたものとし、M16以上の場合は1.5mmを加えたものとした。

設問通りです。
公称軸径とは、公表されている数値のことです。

選択肢2. 大規模な木造架構であったため、全体の建方が完了してからの建入れ修正ができなかったので、建方に並行してブロックごとに建入れ直しを行った。

設問通りです。
木造の場合、鉄骨造とは異なり一気に骨組みを組むことが出来ない為、各ブロック毎に建入れ直しを行う必要があります。

選択肢3. 集成材は、現場搬入から建方まで15日以上要したので、雨がかからないように防水シートで覆いをかけて保管した。

設問通りです。
集成材は、地面に直接触れないようにすると共に、現場搬入から建方まで日程が長期間ある場合は、風雨積雪などさらされないように防水シートなどで覆い保管する必要があります。

選択肢4. 大断面材に設ける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を5mm以内とした。

誤りです。
大断面材に設ける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を± 2mm以内とします。

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02

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. 接合金物のボルトの孔あけ加工の大きさについて、ねじの呼びがM16未満の場合は公称軸径に1mmを加えたものとし、M16以上の場合は1.5mmを加えたものとした。

正しい。

設問の通りです。

選択肢2. 大規模な木造架構であったため、全体の建方が完了してからの建入れ修正ができなかったので、建方に並行してブロックごとに建入れ直しを行った。

正しい。

設問の通りです。

選択肢3. 集成材は、現場搬入から建方まで15日以上要したので、雨がかからないように防水シートで覆いをかけて保管した。

正しい。

設問の通りです。

選択肢4. 大断面材に設ける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を5mm以内とした。

誤り。

大断面材に設ける標準的なボルト孔の心ずれは、許容誤差を±2mm以内とします。

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