2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問6 (ユニットA 問6)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問6(ユニットA 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄骨構造の部材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 柱の形式には、形鋼などの単一材を用いた柱のほか、溶接組立箱形断面柱などの組立柱がある。
  • 梁の形式には、単一材を用いた形鋼梁のほか、プレート梁やトラス梁などの組立梁がある。
  • 筋かいは、棒鋼や形鋼を用いるもので、主に圧縮力に働く部材である。
  • ガセットプレートは、節点に集まる部材相互の接合に用いられる鋼板である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.その通りです。

2.その通りです。

3.筋交いは主に引張力に働く部材です。

4.部材同士を接合する場合にガセットプレートを使用します。

参考になった数231

02

正解は3です。

筋交いは耐震性を高める為に斜め方向に入れる部材です。

圧縮力も、引張力も負担します。

1.設問の通りです。

  単一材とはH型鋼のように単体で使われる部材です。

  溶接組立箱型断面柱とは箱型に組み立てた部材です。

2.設問の通りです。

  他にもラチス梁ハニカムビーム梁などがあります。   

3.筋かいは、ブレースとも言います。

4.設問の通りです。

  部材同士をガシッと繋ぐガセットプレートです。

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03

この問題では鉄骨構造のおける各部材の形式と、構造上の働きを理解しているか問われています。

選択肢1. 柱の形式には、形鋼などの単一材を用いた柱のほか、溶接組立箱形断面柱などの組立柱がある。

柱には既製品のH形鋼などの単一材と、鋼板を溶接して箱形に組み立てた組立柱があります。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. 梁の形式には、単一材を用いた形鋼梁のほか、プレート梁やトラス梁などの組立梁がある。

梁には単一材の形鋼梁、鋼板を組み合わせたプレート梁、三角形に組んだトラス梁があります。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. 筋かいは、棒鋼や形鋼を用いるもので、主に圧縮力に働く部材である。

筋かいは主に、「引張力」に対して働く部材です。

圧縮時は座屈しやすいため、引張側で効果を発揮します。

 

よって誤った記述となります。

選択肢4. ガセットプレートは、節点に集まる部材相互の接合に用いられる鋼板である。

ガセットプレートは、節点で複数の部材を接合するための三角形や台形の鋼板です。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

筋かいは「引張に強く、圧縮に弱い」という特性を覚えましょう。

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