2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問11 (ユニットA 問11)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問11(ユニットA 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

日本産業規格( JIS )に規定する構造用鋼材に関する記述として、不適当なものはどれか。
※工業標準化法が改正されたことにより、令和元年(2019年)7月1日より、「日本工業規格(JIS)」は「日本産業規格(JIS)」に変わりました。
<参考>
 それに伴い、当設問の問題文中の文言を変更しました。
  • SSC材は、一般構造用軽量形鋼と呼ばれ、冷間成形された軽量形鋼である。
  • SN材は、建築構造用圧延鋼材と呼ばれ、性能によりA種、B種、C種に分類される。
  • SS材は、一般構造用圧延鋼材と呼ばれ、一般的に使用される鋼材である。
  • STKR材は、一般構造用炭素鋼鋼管と呼ばれ、土木・建築等の構造物に使用される鋼管である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.建築分野ではよく使用されます。リップ溝形鋼は胴縁や母屋などに使われ、Cチャンと呼ばれたりします。

2.例文の通りです。

3.JIS G 3101で規定されており、建築用としてはSS400が使用されます。

4.STKR材は一般構造用角形鋼管と呼ばれます。炭素鋼鋼管は間違いです。

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02

正解は4です。

STKR材は一般構造用角型鋼管の事です。角型の鋼管になります。

1.設問の通りです。

  SSC材は一般構造用軽量形鋼の事です。

  CはCチャンネルと呼ばれるリップ溝形鋼のCです。  

2.設問の通りです。

  SN材とは構造用圧延鋼材の事です。

  Aは溶接が出来ません。Bは溶接が出来ます。

  Cは溶接が出来き、引張応力に耐える事も出来るので

  ダイアフラムに使います。

3.設問の通りです。

  SS材は低炭素の軟鋼で、溶接には向いていません。

4.STKR材は、構造用角形鋼管と呼ばれ、土木・建築等の構造物に

  使用される鋼管です。

参考になった数80

03

この問題ではJIS規格における構造用鋼材の記号と、正式名称を理解しているか問われています。

選択肢1. SSC材は、一般構造用軽量形鋼と呼ばれ、冷間成形された軽量形鋼である。

SSC材は一般構造用軽量形鋼のことで、薄い鋼板を冷間成形して作られた軽量の形鋼です。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢2. SN材は、建築構造用圧延鋼材と呼ばれ、性能によりA種、B種、C種に分類される。

SN材は建築構造用圧延鋼材のことで、建築専用に開発された鋼材です。

A種(一般用)、B種(溶接性重視)、C種(板厚方向性能重視)に分類されます。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. SS材は、一般構造用圧延鋼材と呼ばれ、一般的に使用される鋼材である。

SS材は一般構造用圧延鋼材のことで、最も汎用的に使用される鋼材です。

 

よって正しい記述となります。

選択肢4. STKR材は、一般構造用炭素鋼鋼管と呼ばれ、土木・建築等の構造物に使用される鋼管である。

STKR材は「一般構造用角形鋼管」です。断面が角形の鋼管を指します。

一般構造用炭素鋼鋼管はSTK材です。

 

よって誤った記述となります。

まとめ

STKR(角形鋼管)とSTK(円形鋼管)の違いを覚えましょう。

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