2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問16 (ユニットB 問16)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問16(ユニットB 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

防災設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 避難経路に設ける通路誘導灯は、避難の方向の明示を主な目的とする避難設備である。
  • 劇場の客席に設ける客席誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保を主な目的とする避難設備である。
  • 非常警報設備の非常ベルは、火災発生時に煙又は熱を感知し、自動的にベルが鳴る警報設備である。
  • 非常用の照明装置は、火災時等に停電した場合に自動的に点灯し、避難上必要な床面照度を確保する照明設備である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3

1.正しいです。

2.正しいです。

3.非常ベルは感知器を有せず、手動のみにてベルやサイレン等を発信する装置です。

4.一定規模以上の建築物では非常用照明の設置が義務づけられています。

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02

正解は3です。

自動的にベルがなるのは自動火災報知設備です。

1.設問の通りです。

  ちなみに避難口誘導灯は、避難する開口部の明示を主な目的とします。

2.設問の通りです。

  劇場は開口がなく照明がないと見えないので、

  避難上必要な床面照度の確保が必要になります。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

3.正しくは「非常警報設備の非常ベルは、

  火災発生時に煙又は熱を発見した際に、自身でボタンを押し、

  ベルを鳴らす警報設備である。」となります。

4.設問の通りです。

  避難する際に必要な、居室や通路に設置します。

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03

この問題では防災設備の種類と機能、特に自動作動と手動操作の違いについて問われています。

選択肢1. 避難経路に設ける通路誘導灯は、避難の方向の明示を主な目的とする避難設備である。

緑色の矢印や「非常口」の表示で避難方向を示す誘導灯です。

廊下や通路に設置され、避難経路を明確にします。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. 劇場の客席に設ける客席誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保を主な目的とする避難設備である。

劇場等の客席の足元に設置される照明で、停電時でも客席通路の床面を照らし、安全な避難を確保します。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. 非常警報設備の非常ベルは、火災発生時に煙又は熱を感知し、自動的にベルが鳴る警報設備である。

非常ベルは「手動」で操作する警報設備です。

押しボタンを人が押すことで鳴動します。

 

よって誤った記述となります。

選択肢4. 非常用の照明装置は、火災時等に停電した場合に自動的に点灯し、避難上必要な床面照度を確保する照明設備である。

停電時に自動点灯し、バッテリーで30分以上点灯を継続します。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

「非常ベル=手動」「自動火災報知設備=自動」の区別を覚えましょう。

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