2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)前期
3 問8

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)前期 3 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

床コンクリートの直均し仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 床仕上げレベルを確認できるガイドレールは、床コンクリートを打ち込んだ後に4m間隔で設置した。
  • コンクリート面を指で押しても少ししか入らない程度になった時に、木ごてで中むら取りを行った。
  • 金ごて仕上げの中ずりで、ブリーディングが多かったため、金ごての代わりに木ごてを用いた。
  • 最終こて押えの後、12時間程度を経てから、散水養生を行った。

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この過去問の解説 (3件)

01

コンクリート床直均し仕上げは、コンクリートの打設と同時に仕上げを行う工法のことです。

選択肢1. 床仕上げレベルを確認できるガイドレールは、床コンクリートを打ち込んだ後に4m間隔で設置した。

ガイドレールは床コンクリートを打ち込んだ後ではなく、打設の前に一定間隔に配置してレベル調整をします。

選択肢2. コンクリート面を指で押しても少ししか入らない程度になった時に、木ごてで中むら取りを行った。

設問の通りです。

指で押して少ししか入らない程度になったときに、中むら取りを木ごてで行います。

選択肢3. 金ごて仕上げの中ずりで、ブリーディングが多かったため、金ごての代わりに木ごてを用いた。

設問の通りです。

ブリーディングとは、コンクリートの内部で骨材やセメントの粒子が分離・沈殿することで、コンクリート内に含まれていた水の一部が絞り出されて、表面まで上昇する現象のことです。

選択肢4. 最終こて押えの後、12時間程度を経てから、散水養生を行った。

設問の通りです。

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02

この設問は、床コンクリートの直均し仕上げの施工方法について問われています。

選択肢1. 床仕上げレベルを確認できるガイドレールは、床コンクリートを打ち込んだ後に4m間隔で設置した。

設問は誤りです。

ガイドレールは、床コンクリートを打ち込む前に3.5~4m間隔に設置します。

選択肢2. コンクリート面を指で押しても少ししか入らない程度になった時に、木ごてで中むら取りを行った。

設問の通りです。

選択肢3. 金ごて仕上げの中ずりで、ブリーディングが多かったため、金ごての代わりに木ごてを用いた。

設問の通りです。

選択肢4. 最終こて押えの後、12時間程度を経てから、散水養生を行った。

設問の通りです。

最終こて押えの後、12時間程度を経てから2~3日間散水養生を行います。

まとめ

この分野で出題される数値については押さえておきましょう。

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03

コンクリートは時間と共に特性を変化させ硬化します。

選択肢1. 床仕上げレベルを確認できるガイドレールは、床コンクリートを打ち込んだ後に4m間隔で設置した。

誤りです。打ち込んだ後では、硬化が始まっているので設置できません。

選択肢2. コンクリート面を指で押しても少ししか入らない程度になった時に、木ごてで中むら取りを行った。

ある程度硬化したタイミングで、こて作業を行います。

選択肢3. 金ごて仕上げの中ずりで、ブリーディングが多かったため、金ごての代わりに木ごてを用いた。

ブリーディング水を処理するには、金ごてより木ごてが適しています。

選択肢4. 最終こて押えの後、12時間程度を経てから、散水養生を行った。

表面が硬化してから散水養生を行います。

まとめ

コンクリート打設前後のコンクリートの特性を理解しましょう。

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