大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問94 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問13)
問題文
( ト )にあてはまるものを1つ選べ。
以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。
1、2、3、4の数字がそれぞれ一つずつ書かれた4枚の白のカードが箱Aに、1、2、3、4の数字がそれぞれ一つずつ書かれた4枚の赤のカードが箱Bに入っている。箱A、Bからそれぞれ1枚ずつのカードを無作為に取り出し、取り出したカードの数字を確認してからもとに戻す試行について、次のように確率変数X、Yを定める。
「確率変数X」
取り出した白のカードに書かれた数と赤のカードに書かれた数の小さい方の数(書かれた数が等しい場合はその数)をXの値とする。
「確率変数Y」
取り出した白のカードに書かれた数と赤のカードに書かれた数の大きい方の数(書かれた数が等しい場合はその数)をYの値とする。
太郎さんは、この試行を2回繰り返したときに記録された2個の数の平均値t2=2.50と、100回繰り返したときに記録された100個の数の平均値t100=2.95が書いてあるメモを見つけた。メモに関する太郎さんの記憶は次のとおりである。
<太郎さんの記憶>
メモに書かれていたt2とt100は「確率変数X」の平均値である。
太郎さんは、このメモに書かれていたt2とt100が「確率変数X」か「確率変数Y」のうちどちらか一方の平均値であったことは覚えていたが、太郎さんの記憶における
「確率変数X」の部分が確かでなく、もしかしたら「確率変数Y」だったかもしれないと感じている。このことについて、太郎さんが花子さんに相談したところ、花子さんは、太郎さんが見つけたメモに書かれていた二つの平均値をもとにして太郎さんの記憶が正しいかどうかがわかるのではないかと考えた。

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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問94(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
( ト )にあてはまるものを1つ選べ。
以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて 正規分布表(リンク) を用いてもよい。
1、2、3、4の数字がそれぞれ一つずつ書かれた4枚の白のカードが箱Aに、1、2、3、4の数字がそれぞれ一つずつ書かれた4枚の赤のカードが箱Bに入っている。箱A、Bからそれぞれ1枚ずつのカードを無作為に取り出し、取り出したカードの数字を確認してからもとに戻す試行について、次のように確率変数X、Yを定める。
「確率変数X」
取り出した白のカードに書かれた数と赤のカードに書かれた数の小さい方の数(書かれた数が等しい場合はその数)をXの値とする。
「確率変数Y」
取り出した白のカードに書かれた数と赤のカードに書かれた数の大きい方の数(書かれた数が等しい場合はその数)をYの値とする。
太郎さんは、この試行を2回繰り返したときに記録された2個の数の平均値t2=2.50と、100回繰り返したときに記録された100個の数の平均値t100=2.95が書いてあるメモを見つけた。メモに関する太郎さんの記憶は次のとおりである。
<太郎さんの記憶>
メモに書かれていたt2とt100は「確率変数X」の平均値である。
太郎さんは、このメモに書かれていたt2とt100が「確率変数X」か「確率変数Y」のうちどちらか一方の平均値であったことは覚えていたが、太郎さんの記憶における
「確率変数X」の部分が確かでなく、もしかしたら「確率変数Y」だったかもしれないと感じている。このことについて、太郎さんが花子さんに相談したところ、花子さんは、太郎さんが見つけたメモに書かれていた二つの平均値をもとにして太郎さんの記憶が正しいかどうかがわかるのではないかと考えた。

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- 2.057
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- 3.131
- 3.160
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この過去問の解説 (1件)
01
この解説ではYバーをY_と書きます
復習
母標準偏差をσ,標本平均をY_,標本の大きさをn、信頼度を95%とするとき、母平均の信頼区間を求める式は
Y_-z0σ/√n≦m≦Y_+z0σ/√n
で与えられる。
(本問では正規分布表よりz0=1.96)
復習を参考にしながら、信頼区間を求めていきます。
σ(Y)=σ(X)だったことから、各値を代入すれば、
2.95-1.96×(7.4/8)/√100≦mX≦2.95+1.96×(7.4/8)/√100
となり、計算すると、
2.769≦mY≦3.131
となり、トに入るのは2.769であることがわかります。
トに入るのは2.769である
より誤
トに入るのは2.769である
より誤
トに入るのは2.769である
より誤
トに入るのは2.769である
より誤
トに入るのは2.769である
より正
トに入るのは2.769である
より誤
トに入るのは2.769である
より誤
トに入るのは2.769である
より誤
トに入るのは2.769である
より誤
信頼区間が95%のとき、係数は1.96で計算すること
信頼区間が99%のとき、係数は2.58で計算すること
は覚えておくか、正規分布表から求められるようにしましょう。
また、計算が煩雑になることがあるので、まずはしっかり信頼区間の求め方を押さえたうえで落ち着いて計算しましょう。
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