大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問146 (情報関係基礎(第2問) 問10)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問146(情報関係基礎(第2問) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、問いに答えよ。

AさんにはSNS上で遊ぶお気に入りのゲームがある。このゲーム内では相互に友達の申請をすると「友達」になれる。友達になることでメッセージのやり取りが可能となり、情報を共有することができる。複数人で協力することでゲームを有利に進められるため、Aさんは協力プレイを呼びかけるメッセージを送ってからゲームを始めるようにしている。なお、メッセージは1回で友達全員に届く。Aさんと同じクラスの生徒のうち、Aさんを含めて9名がこのゲームをプレイしている。

ゲーム内の9名の友達関係を次の図1に示す。図1において点Aから点Iは生徒を表しており、友達である生徒同士は線で結ばれている。

Aさんは友達の友達にもメッセージを共有してもらえれば、さらにゲームが有利に進められると考えた。そこで、友達関係を拡張して「友達の友達もみんな友達」という視点で考えることにした。
あるXさんを基準としたとき、Xさんの友達を1友、Xさんの友達の友達を2友と考える。つまり、Xさんから線をe本たどった先の人をe友(eは1以上の整数)とする。
例えば、図1のGさんの1友として( キ )と( ク )が考えられるが、Gさんから( キ )を経由して( ク )へたどることもできることから、( ク )は2友でもある。同様に( キ )も2友でもある。また、AさんからBさんへ1本の線をたどり、BさんからAさんへ1本の線をたどると考えるならば、Aさんは自分自身と2友でもあると考えられる。

Aさんは友達の友達とも協力プレイをするようになったが、一緒にプレイする仲間が集まるまでにかかる時間が気になった。1回のメッセージが届くのにかかる時間が同じだと仮定すれば、任意の二人(XさんとYさん)の間の情報の伝達時間はeの値が小さいほど短いと考えられる。Aさんは「XさんにとってYさんはe友」となる最小のeを「XさんとYさんの友達距離」と呼ぶことにした。例えばBさんとEさんの友達距離は2、DさんとFさんの友達距離は( ケ )である。Aさんは全生徒間の友達距離を調べ、次に示す表2を作成した。
全員が早く同じ情報を共有できるとき、すなわち情報が全員に伝わるまでの時間が短いのは、全員に対する( コ )が情報発信するときである。表2において、このような人は( サ )と( シ )である。そのため、Aさんはこの二人のどちらかに協力プレイを呼びかけてもらうのが適切であると思った。

( サ )・( シ )にあてはまるものを2つ選べ。
  • Aさん
  • Bさん
  • Cさん
  • Dさん
  • Eさん
  • Fさん
  • Gさん
  • Hさん
  • Iさん

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