大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問161 (情報関係基礎(第3問) 問9)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問161(情報関係基礎(第3問) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、問いに答えよ。

ある個別指導塾では、午後の時間帯を、第1時限から第5時限までの五つの時限に分けて講義を開講している。受講生は時限を指定して、指導を受ける。
時限ごとに受講生数をまとめたところ、第1時限から順に10、8、19、14、7(人)となった。この個別指導塾では、一対一での指導を行っている。そのため、講義を開講するには、この受講生数と同じ人数の講師を各時限に割り当てる必要がある。
講師は、複数の時限の講義を連続して担当することがある。そこで、塾の講師割り当て担当者は、講師の人数を担当開始時限・終了時限ごとにまとめた担当表を作成することにした。
はじめに、各講師が一つの時限のみを担当する場合を考え、表3の担当表を作成した。これは、表の開始時限と終了時限が等しい要素(以下、対角要素と呼ぶ。)に、各時限の受講生数と同じ講師人数を記したものである。表の合計値が58であることから、その日に出勤して講義を担当する講師の人数が58人であることがわかる。なお、以下では担当表の「開始時限k,終了時限s」の要素を【k,s】と表記する。

ここでは3時限以上連続で担当する場合について考えていく。
例えば、第2時限から第4時限まで3時限連続で担当する講師をn人設定する場合、【2,4】にnを記したうえで、表3の網掛けで示した人数8、19、14をnずつ減らすことになる。

ここで、【2,4】に設定できる人数の上限について考える。【2,4】にnを設定するには、網掛けで示した人数をnずつ減らす必要があるが、担当表には負の人数は記せない。そのため、【2,4】に設定できる人数の上限は、表3の網掛けで示した「該当する対角要素」の最小値である8となる。
以下、【k,s】に設定できる人数の上限を【k,s】に記し、担当表を書き換える操作を【k,s】に着目した集約と呼ぶ。表3に対して、【2,4】に着目した集約を行った後の担当表は表4になる。
【k,s】に着目した集約を行う手続きを作成していくうえでは、まず【k,s】に設定できる人数の上限を求める必要がある。そこで、ある時限帯(開始時限~終了時限)に対応する「該当する対角要素」の最小値を求める手続き(図2)を作成した。この手続きでは、開始時限をhajime、終了時限をowariに格納して時限帯を指定すると、2次元配列Hyouを参照し、最小値をsaisyouに格納する。なお、最小値を求めるうえでは、まずHyouの対角要素のhajime番目に格納された値をsaisyouの初期値としている。その後、対角要素のowari番目までに格納された値について、順番にsaisyouと比較している。
表3の初期状態の担当表の人数が2次元配列Hyouに格納されている状態で、図2の手続きを実行し、開始時限に1、終了時限に5を入力したとき、(06)行目の処理は( サ )回実行される。

( ケ )にあてはまるものを1つ選べ。
  • 0
  • hajime
  • owari
  • saisyou
  • i
  • Hyou[hajime,hajime]
  • Hyou[hajime,owari]
  • Hyou[owari,owari]
  • Hyou[hajime,i]
  • Hyou[i,i]
  • Hyou[i,owari]

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