公立学校教員の過去問
平成28年度(H29年度採用)
共通問題 問18
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 共通問題 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述は、下の年代順に出来事を並べた表中のア~オのいずれかの時期の出来事である。この出来事が起こった時期として適切なものは、下のうちのどれか。
「国及び地方公共団体が行う人権教育及び人権啓発は、学校、地域、家庭、職域その他の様々な場を通じて、国民が、その発達段階に応じ、人権尊重の理念に対する理解を深め、これを体得することができるよう、多様な機会の提供、効果的な手法の採用、国民の自主性の尊重及び実施機関の中立性の確保を旨として行われなければならない。」ことを基本理念とした「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」が施行された。
「国及び地方公共団体が行う人権教育及び人権啓発は、学校、地域、家庭、職域その他の様々な場を通じて、国民が、その発達段階に応じ、人権尊重の理念に対する理解を深め、これを体得することができるよう、多様な機会の提供、効果的な手法の採用、国民の自主性の尊重及び実施機関の中立性の確保を旨として行われなければならない。」ことを基本理念とした「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」が施行された。
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
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この過去問の解説 (3件)
01
正解はオです。
「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」の施行は2000年のことです。
表の中の年代を見ていくと
・「世界人権宣言」~1948年
・「児童の権利に関する宣言」~1959年
・「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」、「市民的及び政治的権利に関する国際規約」~1966年
・「児童の権利に関する条約」~1989年
・「ウィーン宣言及び行動計画」~1993年
・「人権教育のための世界計画決議」~2004年
判断ポイントとしては、「ウィーン宣言及び行動計画」で人権教育の重要性が確認されました。
これを受けて国連総会で1995年から「人権教育のための国連10年」とすることを決議。
この決議に基づいて日本でも10年の行動計画を立て、その1つが「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」の施行でした。
そして、10年が終了するタイミングで、取り組みを継続させる目的で「人権教育のための世界計画決議」があったという流れです。
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02
問題文の「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」の施行は平成12年、つまり2000年です。
国連における採択は、
「世界人権宣言」は1948年
「児童の権利に関する宣言」は1959年
「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」と「市民的及び政治的権利に関する国際規約」は1966年
「児童の権利に関する条約」は1989年
「ウィーン宣言及び行動計画」は1993年
「人権教育のための世界計画会議」は2004年
このため、「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律(2000年)」の時期は オ となります。
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03
「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」は2000年(平成12年)に施行されました。
出来事が起こった年は以下の通りです。
「世界人権宣言」は1948年
「児童の権利に関する宣言」は1959年
「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」及び「市民的及び政治的権利に関する国際規約」は1966年
「児童の権利に関する条約」は1989年
「ウィーン宣言及び行動計画」は1993年
「人権教育のための世界計画決議」は2004年
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