公立学校教員の過去問
平成28年度(H29年度採用)
共通問題 問17

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 共通問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

特別支援教育における、障害の状態等に応じた教育的対応の例として適切でないものは、次のうちのどれか。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:正しい
病弱・身体虚弱の子供の不安を踏まえて指導を行う必要があります。

2:正しい
肢体不自由のある子供は、日常生活動作が困難となるため、指導では日常生活動作での経験を補うことが求められます。

3:正しい
知的障害のある子供は、「習得した知識」と「生活」とを結びつけることに困難があるため、子供の実態を踏まえて個に応じた指導を行う必要があります。

4:誤り
生まれた時から、あるいはごく幼い時から聴覚障害の子供であっても、幼いうちの聴覚の発達を完全に取り戻すことは容易にできるとは限りません。
よって、聞こえがよくなるまで指導を待つのではなく、個々の特性を踏まえて対応していく必要があります。

5:正しい
視覚障害のある子供は、概念形成に必要な情報や経験が不足することが多いため、観察の方法について具体物や図形の特徴を確かめる活動を中心に指導する必要があります。

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02

正答は4です。

1:説明文の通りであるため、内容は正しいです。

2:説明文の通りであるため、内容は正しいです。

3:説明文の通りであるため、内容は正しいです。

4:聴覚障害のある子供で、生まれた時から、あるいはごく幼い時から聴覚障害である場合、幼いうちの聴覚の発達を完全に取り戻すことは容易ではあるとは限りません。耳の聴こえづらさが判明した時点で、個々の状態に応じて早い段階で対応を開始していくことが重要です。そのため、4は誤りです。

5:説明文の通りであるため、内容は正しいです。

参考になった数2

03

正答は4です。

1 . 病弱・身体虚弱の子供は、持病や治療をはじめ多くの不安を抱えています。そのため、子供の心身の状態を踏まえ、指導する必要があります。 上記から、1は正しいです。

2 . 肢体不自由のある子供は、様々な動作に困難や制限があり、直接的体験が不足しがちです。
そのため、経験不足を加味した生活経験の拡大を図ることを意図的・系統的な指導の必要があります。上記から、2は正しいです。

3 . 知的障害のある子供は、その場に応じた適切な判断や行動が難しく、指導の際は具体的な説明や個に応じた指導を丁寧に実施する必要があります。上記から、3は正しいです。

4 . 生まれた時やごく幼い時から聴覚障害である場合、聴覚の発達のために必要な音・音声の剌激が限られることがほとんどです。そのため聴覚の発達を完全に取り戻すには、多くの時間を費やす必要があります。 よって4は誤りです。

5 . 視覚障害のある子供は、視覚情報の不足で経験や知識の範囲が限られているため、指導の際には具体物や図形の特徴や、全体のイメージや一部を確かめることに留意する必要があります。上記から、5は正しいです。

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