公立学校教員の過去問
平成28年度(H29年度採用)
共通問題 問16
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 共通問題 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
教育相談に関する記述として適切なものは、次のうちのどれか。
- 自分や他者の欲求や感情をできる限り生かした自己表現をするために、日常生活での具体例を設定したロールプレイを通して、非主張的や攻撃的ではなく、相手も自分も大切にする自己表現の方法を学ばせる手法のことをストレスマネジメントという。
- 自分の中に生じた怒りの感情をコントロールするために、自分自身の怒りの根本にある原因や問題について理解したり、段階を踏んで怒りの感情をコントロール可能な形に変えたりする方法を身に付けさせるトレーニングのことをアサーショントレーニングという。
- 仲間同士が互いに思いやる人間関係を育むために、仲間同士の支援に向けて、意欲を高めたり、支援のためのプランニングをしたり、実際に支援活動をしたりすることなどを通して、仲間を支援する力を育てるプログラムのことをキャリア・カウンセリングという。
- 自己理解及び自己の成長を促進するために、グループのメンバーが自発的に提案したプログラムにおける作業や討議などを通して、人間関係を形成し、自己理解及び他者理解を深めさせるトレーニングのことを構成的グループエンカウンターという。
- 対人不適応の解消や予防のために、「教示」、「モデリング」、「行動、リハーサル」、「フィードバック」、「強化」などの過程を通して、より社会的に望ましい行動を新たに獲得していくトレーニングのことをソーシャルスキルトレーニングという。
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この過去問の解説 (3件)
01
自分や他者の欲求や感情をできる限り生かした自己表現をするために、日常生活での具体例を設定したロールプレイを通して、非主張的や攻撃的ではなく、相手も自分も大切にする自己表現の方法を学ばせる手法のことは「ストレスマネジメント」ではなく「アサーション・トレーニング」といいます。
2:誤り
自分の中に生じた怒りの感情をコントロールするために、自分自身の怒りの根本にある原因や問題について理解したり、段階を踏んで怒りの感情をコントロール可能な形に変えたりする方法を身に付けさせるトレーニングのことは「アサーショントレーニング」ではなく「アンガーマネジメント」といいます。
3:誤り
仲間同士が互いに思いやる人間関係を育むために、仲間同士の支援に向けて、意欲を高めたり、支援のためのプランニングをしたり、実際に支援活動をしたりすることなどを通して、仲間を支援する力を育てるプログラムのことは「キャリア・カウンセリング」ではなく「ピア・サポート」といいます。
4:誤り
自己理解及び自己の成長を促進するために、グループのメンバーが自発的に提案したプログラムにおける作業や討議などを通して、人間関係を形成し、自己理解及び他者理解を深めさせるトレーニングのことは「構成的グループエンカウンター」ではなく「グループトレーニング」といいます。
5:正しい
この記述は「ソーシャルスキルトレーニング」についての記述として正しいです。
学校では、集団不適応問題の予防や、発達障害などの対人関係上の問題の援助などで導入されています。
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02
1:問題文は「アサーショントレーニング」の説明です。「ストレスマネジメント」とは、「心身に悪影響を及ぼすストレスに対し、どのように向き合い対処していくかについて考えること」を指します。
2:問題文は「アンガーマネジメント」の説明です。「アサーショントレーニング」とは、問題文1のとおり「相手も自分も大切にする自己表現の方法を学ばせる手法」を指します。
3:問題文は「ピア・サポート」の説明です。「キャリア・カウンセリング」とは、「個人の適性をもとに適職を検討するといった、『仕事』に関する悩みや課題を解決する援助や支援」を指します。
4:問題文は「ライフスキルトレーニング」の説明です。「構成的グループエンカウンター」とは、「リーダーが指示した課題をグループで取り組み、そのときの気持ちを語り共感することで、エンカウンター体験を深めていく」ことを指します。
5:「ソーシャルスキルトレーニング」の内容に合致するため、正しいです。
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03
1:これは、ストレスマネジメントではなくアサーショントレーニングの説明です。
2:これは、アサーショントレーニングではなくアンガーマネジメントの説明です。
3:これは、キャリア・カウンセリングではなくピア・サポートの説明です。
4:これは、構成的グループエンカウンターではなくライフスキルトレーニングの説明です。
5:これは、ソーシャルスキルトレーニングのことを正しく説明しているため、正解です。
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