公立学校教員の過去問
平成28年度(H29年度採用)
共通問題 問22
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 共通問題 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章及び表は、集団におけるリーダーシップ理論とそれに基づく調査に関するものである。表中の空欄( ア )~( オ )に当てはまるものの組合せとして適切なものは、下のうちのどれか。
- [ ア ]M型( pM型 ) [ イ ]P型( Pm型 ) [ ウ ]P型( Pm型 ) [ エ ]M型( pM型 ) [ オ ]pm型
- [ ア ]M型( pM型 ) [ イ ]P型( Pm型 ) [ ウ ]pm 型 [ エ ]P型( Pm型 ) [ オ ]M型( pM型 )
- [ ア ]P型( Pm型 ) [ イ ]M型( pM型 ) [ ウ ]M型( pM型 ) [ エ ]P型( Pm型 ) [ オ ]pm型
- [ ア ]P型( Pm型 ) [ イ ]M型( pM型 ) [ ウ ]P型( Pm型 ) [ エ ]M型( pM型 ) [ オ ]pm型
- [ ア ]P型( Pm型 ) [ イ ]M型( pM型 ) [ ウ ]pm 型 [ エ ]M型( pM型 ) [ オ ]P型( Pm型 )
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この過去問の解説 (3件)
01
三隅 二不二(みすみ じゅうじ)さんが提唱したPM理論についての問題です。
集団の目標達成を遂行する力が高い場合はP、低い場合はpで表し、集団を統率する力が高い場合はM、低い場合はmで表します。授業や学級経営、生徒指導などにおいて、PM型が最も適切でpm型はその逆となります。よって、オはpm型です。
次にその間のPm型とpM型について、つまりP機能が高い方が望ましいのか、M機能が高い方が望ましいのかは活動によって異なります。
「学級への帰属度」「生活・授業態度」の項目では、自我が芽生え始めた中学生に対して適切な行動指針を示す必要があるためPm型の方が適切であるといえます。したがって、ウはP型、エはM型です。
また、「授業満足度・学習意欲」「学級連帯感」の項目では、ある程度適切な態度というのは中学生では理解しているため、集団のまとまりを高めていくことが求められます。したがって、pM型の方が適切であるといえます。よって、アはM型、イはP型です。
まとめると、ア:M型、イ:P型、ウ:P型、エ:M型、オ:pm型となります。
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02
三隅 二不二さんの「PM理論」の問題です。PMとは「PM Theory of Leadership」のことです。
Pを「目標達成能力」とします。これは目標設定のための計画立案、メンバーへの指示などを適切に行う能力です。
Mを「集団維持能力」とし、グループ内の人間関係を良好にし、集団としてのまとまりを維持する能力です。
この2つの能力の大小によって、4つの型が出来ますが、PとMが共に高い状態が理想的である事を示したものです。
Pm型とpM型ではPとM、どちらが高い方が良いかは活動により異なります。
「授業満足度・学習意欲」は「学級連帯感」と同様に、集団維持機能のが必要とされるためM。
「生活・授業態度」は「学級への帰属度」のため、適切な行動が促せる目標達成型のPとなります。
ア:pM、イ:Pm、ウ:Pm、エ:pM、オ:pmがまとめです。
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03
これは、PM理論とよばれるものです。
目標達成機能をP、集団維持機能をMとして、機能が高いと大文字で、機能が低いと小文字で表記します。
リーダーシップにおいて最も望ましいのはどの観点においてもPMであり、望ましくないのはpmであることから、オはpmとなります。
次に「授業満足度・学習意欲」と「生活・授業態度」においてはPとMどちらのが重要であるかを考えます。
「授業満足度・学習意欲」は表記されている「学級連帯感」と同様に集団維持機能のが必要とされるためM型となり、「生活・授業態度」は「学級への帰属度」同様目標達成機能のが重要であると考えられ、P型となります。
そのため、
ア:M(pM)、イ:P(Pm)、ウ:P(Pm)、エ:M(pM)、オ:pm
となります。
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