公立学校教員の過去問
平成28年度(H29年度採用)
共通問題 問24
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 共通問題 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
次のグラフは、平成26年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果において、小学校、中学校及び高等学校の「不登校になったきっかけと考えられる状況」のうち、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」、「親子関係をめぐる問題」、「無気力」、「不安など情緒的混乱」の割合を表したものである。グラフ中のア~エと、「不登校になったきっかけと考えられる状況」A~Dとの組合せとして適切なものは、下のうちのどれか。
A いじめを除く友人関係をめぐる問題
B 親子関係をめぐる問題
C 無気力
D 不安など情緒的混乱
A いじめを除く友人関係をめぐる問題
B 親子関係をめぐる問題
C 無気力
D 不安など情緒的混乱
- ア - A イ - B ウ - D エ - C
- ア - B イ - D ウ - C エ - A
- ア - C イ - A ウ - B エ - D
- ア - D イ - C ウ - A エ - B
- ア - D イ - C ウ - B エ - A
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この過去問の解説 (3件)
01
不登校のきっかけとして多い順に、
<小学校>
①不安など情緒的混乱
②無気力
③親子関係をめぐる問題
④友人関係をめぐる問題
<中学校>
①不安など情緒的混乱
②無気力
③友人関係をめぐる問題
④学業不振
<高等学校>
①無気力
②不安など情緒的混乱
③あそび・非行
④友人関係をめぐる問題
となっています。校種によって順位は変動しますが、「不安などによる情緒的混乱」「無気力」は、どの校種でも上位になっています。
正解です。
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02
「不登校になったきっかけと考えられる状況」について
小学校では、「不安など情緒的混乱(D)」が最も高く36.1%(ア)です。次いで「無気力(C)」が23.0%(イ)、「親子関係をめぐる問題(B)」が19.1%(ウ)、「いじめを除く友人関係をめぐる問題(A)」が11.2%(エ)となっています。
中学校では「不安など情緒的混乱(D)」が28.1%(ア)、「無気力(C)」が最も高く26.7%(イ)、「親子関係をめぐる問題(B)」が8.8%(ウ)、「いじめを除く友人関係をめぐる問題(A)」が15.4%(エ)となっています。なお、中学校では「学業の不振」が9.2%ときっかけの第四位となっています。
高等学校では、「不安など情緒的混乱(D)」が18.0%(ア)、「無気力(C)」が最も高く30.8%(イ)、「親子関係をめぐる問題(B)」が5.0%(ウ)、「いじめを除く友人関係をめぐる問題(A)」が8.3%(エ)となっています。なお、高等学校では「あそび非行」が10.4%ときっかけの第三位となっています。
学校種別(発達の段階別)にそれぞれどのような要因が多いのか把握しておくことが大切となります。
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03
校種に関わらず、不登校の原因の大きな割合を占める2大要因が「不安など情緒的混乱」と「無関心」です。
「無関心」は小学校〜高校と年齢が上がるにつれ、割合が高くなってきます。一方で「不安など情緒的混乱」は小学校の方が顕著に割合が高くなってきます。
また「親子関係をめぐる問題」も、どの校種でも一定水準、原因の割合を占めるものの、中学・高校になるとそれが「友人関係」など、対人関係で悩みを抱え不登校になる生徒の方が増えてきます。
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