公立学校教員の過去問
平成28年度(H29年度採用)
高等学校に関する問題 問36
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 高等学校に関する問題 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
東京都教育委員会で開発した学校設定教科である「人間と社会」に関する記述として適切なものは、次のうちのどれか。
- 教科「人間と社会」の教科書は、主たる教材は特に定めることなく、各学校の体験活動の内容や生徒の実態に応じて各学校で作成し、東京都教育委員会に届け出た上で使用する。
- 教科「人間と社会」は、学習指導要領にない教科であるため、その単位は卒業に必要な単位数に含めることはできない。
- 必履修教科として設置されたことから、平成28年度以降に都立高等学校に入学した全ての生徒は、教科「人間と社会」を必ず履修しなければならない。
- 教科「人間と社会」は、「演習」による学習に19単位時間、事前及び事後の学習を含めた「体験活動」による学習に16単位時間を配当しなければならない。
- 教科「人間と社会」の評価については、文章記述による評価ではなく、数値による5段階の評定を行わなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
東京都教育委員会では、平成28年度より人間としての在り方生き方に関する教科「人間と社会」を全都立高等学校、中等教育学校で実施することとしました。
1:「人間と社会」の教科書が定められています。
2:必履修科目で、卒業単位に含みます。
3:正しい内容です。
4:「演習」と「体験」の時間数が逆になっています。
5:評価は数値ではなく、「文章記述による評価」を行わなければならないとしています。
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02
教科「人間と社会」の教科書は、主たる教材を「定めています」。
各章ごとにテーマが与えられていて、「①導入・単元の基本的内容に関する学習」「②形成された判断基準を高める学習」「③人生の諸場面を想定し、選択・行動する力を育成する学習・まとめ」という段階を踏むことで人間としての在り方生き方を学んでいきます。
2:誤り
教科「人間と社会」は、学習指導要領に教科としては位置づけられていませんが、「奉仕」の時間と同様に、その単位は卒業に必要な単位数に含めることとしています。
3:正しい
東京都は平成28年度から「人間と社会」の時間を全面実施し、必履修教科として設置しました。よって、平成28年度以降に都立高等学校に入学した全ての生徒は、教科「人間と社会」を必ず履修しなければなりません。
4:誤り
教科「人間と社会」は、「演習」による学習には「19単位時間」ではなく「16単位時間」、事前及び事後の学習を含めた「体験活動」による学習を「16単位時間」ではなく「19単位時間」としています。
5:誤り
教科「人間と社会」の評価については、「数値による5段階の評定ではなく」、「文章記述による評価」を行わなければならないとしています。
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03
東京都教育委員会による学校設定教科「人間と社会」は、H28年度より全都立高校において必履修科目として実施されます。(3:正しい)
1:誤り
使用教科書は作成され、定められており、生徒が購入するものです。
2:誤り
H19からの教科「奉仕」の発展であり、単位数に含まれます。
4:誤り
授業の構成は、使用教科書4テーマ以上でアクティブラーニング形式を活用した「演習」が16単位時間、「体験活動」が19単位時間なので、逆になっています。
5:誤り
評価は、数値による評価ではなく、文章記述となっています。
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