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公立学校教員の過去問 平成28年度(H29年度採用) 高等学校に関する問題 問35

問題

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次の特別活動の指導の事例に関する記述ア~工のうち、高等学校学習指導要領特別活動に示された内容に照らして正しいものを選んだ組合せとして最も適切なものは、下の1~5のうちではどれか。

ア  A教諭は、特別活動の全体計画の作成に当たって、各教科・科目などに加え、日常的に行われている清掃や日直などの当番の活動や放課後等に行われる部活動などとも関連付けることが重要であると考え、他の教育活動における指導との関連を図ることとした。
イ  B教諭は、進路相談を含む教育相談などの指導に当たって、生徒が主体的に判断、行動し積極的に自己を生かしていくことができるよう指導・援助していくことが重要であると考え、生徒の家庭への連絡はできるだけ行わないこととした。
ウ  C教諭は、学校行事の指導に当たって、社会体験などの体験活動を充実するとともに、他者と体験を共有して幅広い認識につなげる必要があると考え、体験活動を通して気付いたことなどを振り返り、まとめたり、発表し合ったりするなどの活動を充実することとした。
エ  D教諭は、生徒会活動の指導に当たって、活動は全生徒で組織する生徒会が自発的、自治的に行うものであると考え、生徒の自主性に全てを任せ、途中どのような活動を行っているかの把握は行わず、結果の報告のみを求めることとした。
   1 .
ア・イ
   2 .
ア・ウ
   3 .
イ・ウ
   4 .
イ・エ
   5 .
ウ・エ
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 高等学校に関する問題 問35 )
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この過去問の解説 (3件)

4
正答は 2 です。

最新のH30告示の指導要領 第5章特別活動と照らし合わせると、

ア:正しい
第3指導計画の作成と内容の取扱い の1の配慮事項として(2)で「第2に示す内容相互及び各教科・科目,総合的な探究の時間などの指導との関連を図り,生徒による自主的,実践的な活動が助長されるよう にすること。」とあることから、一致するため正しいです。

イ:誤り
第3の2の(3)では「学校生活への適応や人間関係の形成,教科・科目や進路の選択などについては,主に集団の場面で必要な指導や援助を行うガイダンスと,個々の生徒の多様な実態を踏まえ,一人一人が抱える課題に個別に対応した指導を行うカウンセリング(教育相談を含む。)の双方の趣旨を踏まえて指導を行うこと。特に入学当初においては,個々の生徒が学校生活に適応するとともに,希望や目標をもって生活をできるよう工夫すること。あわせて, 生徒の家庭との連絡を密にすること。」とあり、家庭への連絡は行わないという点で誤りです。

ウ:正しい
第2の学校行事における3内容の取扱いでは「(前略)また,実施に当たっては,自然体験や社会体験などの体験活動を充実するとともに,体験活動を通して気付いたことなどを振り返り,まとめたり,発表し合ったりするなどの事後の活動を充実すること。」 とあり、内容と一致します。

エ:誤り
第3の2の(1)では「ホームルーム活動及び生徒会活動の指導については,指導内容の特質に 応じて,教師の適切な指導の下に,生徒の自発的,自治的な活動が効果的に展開されるようにすること。」とあり、任せる、把握せず、結果の報告のみという点で誤りです。

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1
正答は2です。

「高等学校学習指導要領 第5章 特別活動」と照らし合わせてみましょう。

ア:「各教科・科目、総合的な探究の時間などの指導との関連を図り、生徒による自主的、実践的な活動が助長されるよう にすること。」とあるため、正しいです。

イ:教育相談について「生徒との相談だけでは不十分な場合が多いので『生徒の家庭との連絡を密に』することも必要である」とあるので、「生徒の家庭への連絡はできるだけ行わないこととした。」という部分が誤りです。

ウ:「体験を通して感じたり気付いたりしたことを自己と対話しながら振り返り、文章等でまとめたり、発表し合ったりする活動を重視し、他者と体験を共有して幅広い認識につなげる必要がある」とあるため、正しいです。

エ:「望ましい人間関係を形成し、集団や社会の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し、協力して諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度を育てる」とする一方で、「小学校の児童 会活動や中学校の生徒会活動の成果を生かしたり、生徒のリーダーシップを生かしたりしながら、活動計画を立てるよう,担当教師が適切に指導・援助することが大切である」とあるため、「生徒の自主性に全てを任せ、途中どのような活動を行っているかの把握は行わず、結果の報告のみを求める」という部分が誤りです。

1
正解は2です。

ア:正しい
平成21年高等学校学習指導要領解説「特別活動編」では、全体計画の作成に当たって「教育課程には位置付けられていないが、教育的意義が大きく特別活動と関連が深い、ショートホームルーム(朝の会や帰りの会など)、日常に行われている清掃や日直などの当番の活動、さらに、放課後等に生徒の自主的、実践的な活動として行われる部活動などがあるが、これらとの関連などについても,特別活動の全体計画に示しておくことも大切である」としています。
よって、A教諭のように「日常的に行われている清掃や日直などの当番の活動や放課後等に行われる部活動など」に関連付け、全体計画を他の教育活動における指導との関連を図ることは適切な行動であるといえます。

イ:誤り
平成21年高等学校学習指導要領解説「特別活動編」では、教育相談について「生徒との相談だけでは不十分な場合が多いので『生徒の家庭との連絡を密に』することも必要である」としています。
よってB教諭の「生徒の家庭への連絡はできるだけ行わないこととした」という行動は不適切であるといえます。

ウ:正しい
平成21年高等学校学習指導要領解説「特別活動編」では、体験活動の事後指導として「体験を通して感じたり気付いたりしたことを自己と対話しながら振り返り、文章等でまとめたり、発表し合ったりする活動を重視し,他者と体験を共有して幅広い認識につなげる必要がある」としています。
よって、C教諭の「他者と体験を共有して幅広い認識につなげる必要があると考え、体験活動を通して気付いたことなどを振り返り、まとめたり、発表し合ったりするなどの活動を充実することとした」という行動は適切であるといえます。

エ:誤り
平成21年高等学校学習指導要領解説「特別活動編」では、生徒会活動の目標として「望ましい人間関係を形成し、集団や社会の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し、協力して諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度を育てる」としています。しかし、指導計画の留意点として「生徒が始めから自主的、実践的に生徒会活動に取り組めるわけではない」としており、「小学校の児童 会活動や中学校の生徒会活動の成果を生かしたり,生徒のリーダーシップを生かしたりしながら,活動計画を立てるよう,担当教師が適切に指導・援助することが大切である」としています。
よって、D教諭のように「自発的、自治的」を尊重しながらも、自主的、実践的に取り組めるように、適切な指導・援助を途中に行う必要があるため、「生徒の自主性に全てを任せ、途中どのような活動を行っているかの把握は行わず、結果の報告のみを求める」という行動は不適切であるといえます。

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