公立学校教員 過去問
令和6年度(R7年度採用)
問24 (共通問題 問24)

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和6年度(R7年度採用) 問24(共通問題 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述ア〜ウは、「東京都教育施策大綱」(東京都 令和3年3月)に示された「3つの『学び』」である。また、下のA〜Cは、「3つの『学び』の具体的な考え方」に示された内容に関するものである。ア〜ウと、A〜Cとの組合せとして適切なものは、下のうちのどれか。

ア  子供の個性と成長に合わせて意欲を引き出す「学び」
イ  子供の成長を社会全体で支え、主体的に学び続ける力を育む「学び」
ウ  ICTの活用によって、子供たち一人ひとりの力を最大限に伸ばす「学び」(教育 ✕ DX)

A  学習データ等の活用により、エビデンスベースの最適化された学びを提供するとともに、蓄積されたビッグデータを教育施策へ反映・展開していきます。
B  学校においては、社会の動向や進化するデジタル技術の状況を踏まえ、それらを柔軟かつ適切に組み合わせて活用し、一人ひとりに最適な学びを提供していきます。その中で、教員がファシリテーターとして、子供たち一人ひとりの意欲を引き出し、探究的・主体的な学びを導き、教育の質を向上させていきます。
C  学校において、外部の人的・物的資源を積極的に教育活動に取り入れ、社会とのつながりを深めていくとともに、子供たち一人ひとりのおかれた様々な状況に応じて、社会全体で子供たちを支え、多様な学びの場を創出していきます。
  • ア:A  イ:B  ウ:C
  • ア:A  イ:C  ウ:B
  • ア:B  イ:A  ウ:C
  • ア:B  イ:C  ウ:A
  • ア:C  イ:A  ウ:B

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この過去問の解説 (1件)

01

「東京都教育施策大綱」第2章の2に記載がある内容です。

ア[子供の個性と成長に合わせて意欲を引き出す「学び」]

〇子供たちが意欲を持って主体的に学ぶためには、「なぜそのことを学ぶのか」、「学んだことがその後の人生や社会でどう役立つのか」という「各教科等を学ぶ意義」や、「学ぶことの楽しさ」について、実感を伴って理解できることが必要です。

〇また、子供たち一人ひとりの学習の進度や興味・関心の度合い、発達の段階などに応じた教育を提供するためには、変化する子供の状態を随時把握し、常に改善を図りながら、実践を継続していくことが求められます。

学校においては、社会の動向や進化するデジタル技術の状況を踏まえ、それらを柔軟かつ適切に組み合わせて活用し、一人ひとりに最適な学びを提供していきます。その中で、教員がファシリテーターとして、子供たち一人ひとりの意欲を引き出し、探究的・主体的な学びを導き、教育の質を向上させていきます。

 

イ[子供の成長を社会全体で支え、主体的に学び続ける力を育む「学び」]

〇複雑で予測困難な未来の社会の担い手となる子供たちが、新しい時代に求められる資質・能力を身に付けられるようにするためには、これまで以上に学校と社会が協力・連携して取り組むことが必要です。

〇学校や教員の力だけで、子供たちの教育のすべてを担うという考えではなく、教育の目的や理念を社会と共有したうえで、地域や社会の人的・物的資源を積極的に活用して教育の体制を確保し、連携・協働することにより、制度面も含めて、新しい時代に対応した教育の実現を目指していくことが重要です。

〇また、すべての子供たちが、社会の変化を柔軟に受け止め、生涯に渡って様々なことに粘り強く挑戦し、時にはリカレント教育にも取り組みながら、主体的に学び続けることができるよう、その素地を確実に養うことが求められます。

学校において、外部の人的・物的資源を積極的に教育活動に取り入れ、社会とのつながりを深めていくとともに、子供たち一人ひとりのおかれた様々な状況に応じて、社会全体で子供たちを支え、多様な学びの場を創出していきます。

 

ウ[ICTの活用によって、子供たち一人ひとりの力を最大限に伸ばす「学び」(教育×DX)]

〇子供たちの学ぶ意欲に応え、子供たちの力を最大限に伸ばすためには、これからの学校のスタンダードである、子供一人1台の端末と学校における高速大容量のネットワーク環境を最大限に活用していくことが重要です。

〇デジタル技術を活用して何をどのように教えるのか、という観点から教育のデジタルトランスフォーメーションを強力に推進し、知識習得型の学びと探究型の学びのベストミックスを図り、教え方や学び方を改革していくことが必要です。

〇また、子供たち一人ひとりの状況に合わせて学ぶ機会を拡充し、対面学習とオンライン学習を効果的に組み合わせ、感染症発生時や災害時など、いかなる状況でも子供たちの学びを止めない仕組みを構築していきます。

〇さらに、学習データ等の活用により、エビデンスベースの最適化された学びを提供するとともに、蓄積されたビッグデータを教育施策へ反映・展開していきます。

選択肢1. ア:A  イ:B  ウ:C

不正解です。

選択肢2. ア:A  イ:C  ウ:B

不正解です。

選択肢3. ア:B  イ:A  ウ:C

不正解です。

選択肢4. ア:B  イ:C  ウ:A

正解です。

ア[子供の個性と成長に合わせて意欲を引き出す「学び」]はB、

イ[子供の成長を社会全体で支え、主体的に学び続ける力を育む「学び」]はC、

ウ[ICTの活用によって、子供たち一人ひとりの力を最大限に伸ばす「学び」(教育×DX)]はAの記述になります。

選択肢5. ア:C  イ:A  ウ:B

不正解です。

まとめ

暗記をできれば確実に答えることができますが、内容をよく読めば回答はできる可能性が高い問題だと思います。問題文をしっかり読んで回答してみてください。

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