給水装置工事主任技術者 過去問
令和元年度(2019年)
問47 (給水装置の概要 問47)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和元年度(2019年) 問47(給水装置の概要 問47) (訂正依頼・報告はこちら)

給水用具に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 減圧弁は、調節ばね、ダイヤフラム、弁体等の圧力調整機構によって、一次側の圧力が変動しても、二次側を一次側より低い一定圧力に保持する給水用具である。
  • 安全弁(逃し弁)は、水圧が設定圧力よりも上昇すると、弁体が自動的に開いて過剰圧力を逃し、圧力が所定の値に降下すると閉じる機能を持つ給水用具である。
  • 玉形弁は、弁体が球状のため 90° 回転で全開、全閉することのできる構造であり、全開時の損失水頭は極めて小さい。
  • 仕切弁は、弁体が鉛直に上下し、全開・全閉する構造であり、全開時の損失水頭は極めて小さい。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.記述の通りです。定圧弁と呼ぶこともあります。

2.適当。
蒸気・気体用に用いられるのが安全弁、液体用に用いられるのが逃し弁と呼ばれています。

3.不適当。この記述はボール弁の記述となります。
玉形弁は止水部が吊りこま構造となり、流れがS字型となるので損失水頭が大きくなります。

4.くさび状の弁体が流体の流れを仕切る構造となっており、損失水頭が小さい、ウォーターハンマが発生しにくいといった利点があります。

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02

不適当なものを選択する問題です。

選択肢1. 減圧弁は、調節ばね、ダイヤフラム、弁体等の圧力調整機構によって、一次側の圧力が変動しても、二次側を一次側より低い一定圧力に保持する給水用具である。

適当です。

 

減圧弁は、ばねの力と二次側圧力のバランスで弁体の開度を自動調整し、一次側の圧力変動があっても二次側を一定圧力に保つ。

選択肢2. 安全弁(逃し弁)は、水圧が設定圧力よりも上昇すると、弁体が自動的に開いて過剰圧力を逃し、圧力が所定の値に降下すると閉じる機能を持つ給水用具である。

適当です。

 

安全弁は、設定圧力を超えると弁体が自動的に開いて水や蒸気を放出し、過剰な圧力を逃がします。

選択肢3. 玉形弁は、弁体が球状のため 90° 回転で全開、全閉することのできる構造であり、全開時の損失水頭は極めて小さい。

不適当です。

 

玉形弁は、弁体が球状ではなく、流路が曲がっている構造で、開閉はハンドルを回して弁体を上下させます。

流れが直線的ではないため、全開時でも損失水頭が大きいのが特徴です。

90°回転で開閉できるのは ボールバルブです。

選択肢4. 仕切弁は、弁体が鉛直に上下し、全開・全閉する構造であり、全開時の損失水頭は極めて小さい。

適当です。

 

仕切弁は、弁体が鉛直方向に上下し、流路を全開または遮断し、ゲートは流れ方向と直角に移動するため、全開時の流路は直線的になり損失水頭が非常に小さいです。

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