給水装置工事主任技術者 過去問
令和2年度(2020年)
問37 (給水装置工事事務論 問38)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和2年度(2020年) 問37(給水装置工事事務論 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

給水管に求められる性能基準に関する次の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
  • 耐圧性能基準と耐久性能基準
  • 浸出性能基準と耐久性能基準
  • 浸出性能基準と水撃限界性能基準
  • 水撃限界性能基準と耐久性能基準
  • 耐圧性能基準と浸出性能基準

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この過去問の解説 (2件)

01

これは「適当なもの」を選択する問題です。これまでの問題は「不適当なもの」を選択する問題でしたが、これは「適当なもの」を選択する問題ですので、注意してください。

給水装置には、求められる性能基準があります。給水装置には、例えば、今回の問題にもあるような、給水管や、その他に給水栓、バルブ、継手、逆流防止器、浄水器などがあります。それぞれの給水装置に、適切な性能基準が定められています。

選択肢1. 耐圧性能基準と耐久性能基準

これは間違った記述です。

選択肢2. 浸出性能基準と耐久性能基準

これは間違った記述です。

選択肢3. 浸出性能基準と水撃限界性能基準

これは間違った記述です。

選択肢4. 水撃限界性能基準と耐久性能基準

これは間違った記述です。

選択肢5. 耐圧性能基準と浸出性能基準

これが「適当なもの」となり、答えになります。

給水管には、耐圧性能、浸出性能が例外なく求められます。

耐圧性能基準は、原則として全ての給水管と給水用具が適用対象です。1.75MPaという試験水圧をかけて、1分間変形、破損、水漏れが見られない、などの性能基準があります。

浸出性能基準は、浸出用液にさらしたときに、金属など、基準値以上浸出していないかを検査します。

まとめ

ちなみにですが、耐久性能基準は、弁類(バルブ)などに対して、10万回の開閉操作を繰り返し行うものです。

水撃限界性能基準は、水撃作用が起こるおそれのある給水用具、例えば給水栓やボールタップ、電磁弁などが適用対象です。

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02

給水装置の基準省令に係る問題です。

選択肢1. 耐圧性能基準と耐久性能基準

耐圧性能基準は、水道の水圧により給水装置に水漏れ、破損が生じることを防止するためのものです。

選択肢2. 浸出性能基準と耐久性能基準

耐久性能基準は、機械的・自動的に頻繁に作動し、かつ通常消費者が自らの意思で選択し、 又は設置・交換しないような弁類に適用することとし、開閉回数は型式承認基準に準じて10万回(弁の開及び 閉の動作をもって1回と数える)とした。制御弁類の開閉頻度は使用条件により大きく異なるが、10万回の開 閉回数は最低でもおおむね2~3年程度に相当するといわれている。

 

選択肢3. 浸出性能基準と水撃限界性能基準

浸出性能基準は、通常の使用時に飲用水が接触する給水管と給水用具に限定されるもので、給水管、末端給水用具以外の給水用具、飲料水用の末端給水用具が対象となります。

選択肢4. 水撃限界性能基準と耐久性能基準

水撃作用が発生する可能性のある給水用具で、水栓、ボールタップ、電磁弁、元止め式瞬間湯沸器です。

選択肢5. 耐圧性能基準と浸出性能基準

記述の組合せは、適当です。

 

耐圧性能基準は、水道の水圧により給水装置に水漏れ、破損が生じることを防止するためのものです。

全ての給水管、給水用具が対象です。最終の止水機構の流出側に設置される給水用具を除きます。

 

浸出性能基準は、通常の使用時に飲用水が接触する給水管と給水用具に限定されるもので、給水管、末端給水用具以外の給水用具、飲料水用の末端給水用具が対象となります。

 

 

 

 

 

まとめ

性能基準は、給水管及び給水用具ごとに、その性能と使用場所に応じて適用されます。

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