給水装置工事主任技術者 過去問
令和元年度(2019年)
問21 (給水装置の構造及び性能 問21)
問題文
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和元年度(2019年) 問21(給水装置の構造及び性能 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
- 給水装置は、耐圧性能試験により 1.75 メガパスカルの静水圧を 1 分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じないこととされている。
- 耐圧性能基準の適用対象は、原則としてすべての給水管及び給水用具であるが、大気圧式バキュームブレーカ、シャワーヘッド等のように最終の止水機構の流出側に設置される給水用具は、高水圧が加わらないことなどから適用対象から除外されている。
- 加圧装置は、耐圧性能試験により 1.75 メガパスカルの静水圧を1分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じないこととされている。
- パッキンを水圧で圧縮することにより水密性を確保する構造の給水用具は、耐圧性能試験により 1.75 メガパスカルの静水圧を 1 分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じない性能を有するとともに、20 キロパスカルの静水圧を 1 分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じないこととされている。
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この過去問の解説 (2件)
01
不適当なものは「加圧装置は、耐圧性能試験により 1.75 メガパスカルの静水圧を1分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じないこととされている。」です。
適当。
1.75MPaという試験水圧は、現在の日本の水道の使用圧力において加わり得る最大水圧として設定されています。
適当。
高水圧が加わらないことと、最終の止水機構を閉止することで漏水等を防止できるなどの理由から、最終止水機構の流出側に設置される給水用具については耐圧性能は求めないこととされています。
不適当。
加圧装置及び加圧装置の下流側に設置されている給水用具は、耐圧性能試験により【最大吐出圧力の静水圧を1分間】加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じないこととされています。
適当。
水圧によって水密性を確保する構造の場合、むしろ低圧時に密着力が低下し漏水が生じる恐れがあるため、低水圧による試験も併せて行うことが定められています。
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02
不適当なものを選択する問題です。
適当です。
給水装置(貯湯湯沸器や加圧装置を除く)の耐圧性能試験では、1.75 MPaの静水圧を1分間加えることが基準とされています。
適当です。
大気圧式バキュームブレーカやシャワーヘッドのように止水機構の流出側に設置され、高水圧がかからない器具は耐圧性能試験の対象から除外されます。
不適当です。
加圧装置およびその下流側に設置される給水用具の耐圧性能試験においては、その種類や能力によって吐出圧力が異なるため、一律の数値を適用するのではなく、最大吐出圧力を基準とすると定められています。
そのため、最大吐出圧力の静水圧を1分間加えたとき、水漏れ、変形、破損その他の異常を生じないことが正しいです。
適当です。
水圧が低い状態でも水漏れが発生しないことを確認するために、パッキンを水圧で押し付けて水密性を保つ構造の給水用具は通常の1.75 MPaの試験に加えて、20 kPaという低水圧での試験も行われます。
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