給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置の構造及び性能 問25

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置の構造及び性能 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

水の汚染防止に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 配管接合用シール材又は接着剤等は水道用途に適したものを使用し、接合作業において接着剤、切削油、シール材等の使用量が不適当な場合、これらの物質が水道水に混入し、油臭、薬品臭等が発生する場合があるので必要最小限の材料を使用する。
  • 末端部が行き止まりの給水装置は、停滞水が生じ、水質が悪化するおそれがあるため極力避ける。やむを得ず行き止まり管となる場合は、末端部に排水機構を設置する。
  • 洗浄弁、洗浄装置付便座、水洗便器のロータンク用ボールタップは、浸出性能基準の適用対象となる給水用具である。
  • 一時的、季節的に使用されない給水装置には、給水管内に長期間水の停滞を生じることがあるため、まず適量の水を飲用以外で使用することにより、その水の衛生性を確保する。
  • 分岐工事や漏水修理等で鉛製給水管を発見した時は、速やかに水道事業者に報告する。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は水の汚染防止に関連する知識を試すもので、選択肢それぞれについて不適当なものを特定するものです。

選択肢1. 配管接合用シール材又は接着剤等は水道用途に適したものを使用し、接合作業において接着剤、切削油、シール材等の使用量が不適当な場合、これらの物質が水道水に混入し、油臭、薬品臭等が発生する場合があるので必要最小限の材料を使用する。

- 適切な記述です。

水質汚染を防止するためには、適切な材料の使用とその量の管理が重要です。

選択肢2. 末端部が行き止まりの給水装置は、停滞水が生じ、水質が悪化するおそれがあるため極力避ける。やむを得ず行き止まり管となる場合は、末端部に排水機構を設置する。

- 適切です。

停滞水は水質悪化の原因となるため、可能な限り避けるべきであり、行き止まり管の末端に排水機構を設置することは良い対策です。

選択肢3. 洗浄弁、洗浄装置付便座、水洗便器のロータンク用ボールタップは、浸出性能基準の適用対象となる給水用具である。

- 不適切な記述です。

浸出性能基準は、水道水が直接人に供給される可能性がある給水用具に適用されるもので、洗浄弁や洗浄装置付便座、

水洗便器のロータンク用ボールタップは直接飲用水として利用されるわけではないため、この基準の適用対象とは異なります。

選択肢4. 一時的、季節的に使用されない給水装置には、給水管内に長期間水の停滞を生じることがあるため、まず適量の水を飲用以外で使用することにより、その水の衛生性を確保する。

- 適切な管理方法です。

停滞水の衛生性を確保するためには、定期的に水を流すことが有効です。

選択肢5. 分岐工事や漏水修理等で鉛製給水管を発見した時は、速やかに水道事業者に報告する。

- 適切な対応です。

鉛製給水管は健康上のリスクがあるため、その存在を水道事業者に報告し、対応を依頼することが重要です。

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