給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置の概要 問55

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置の概要 問55 (訂正依頼・報告はこちら)

給水用具の故障と対策に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  ボールタップ付ロータンクの故障で水が止まらないので原因を調査した。その結果、弁座への異物のかみ込みがあったので、新しいフロート弁に交換した。
イ  ダイヤフラム式定水位弁の水が止まらないので原因を調査した。その結果、主弁座への異物のかみ込みがあったので、主弁の分解と清掃を行った。
ウ  小便器洗浄弁で少量の水が流れ放しであったので原因を調査した。その結果、ピストンバルブと弁座の間への異物のかみ込みがあったので、ピストンバルブを取り外し、異物を除いた。
エ  受水槽のオーバーフロー管から常に水が流れていたので原因を調査した。その結果、ボールタップの弁座が損傷していたので、パッキンを取り替えた。

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この過去問の解説 (1件)

01

それぞれの文章の正誤を考えて、それにマッチした選択肢を考える問題です。

ア ボールタップ付ロータンクの故障で水が止まらないので原因を調査した。その結果、弁座への異物のかみ込みがあったので、新しいフロート弁に交換した。

これは「誤り」です。

この文章内で「新しいフロート弁に交換した」は間違いです。

分解して異物を取り除いた」が正しい対応です。

ボールタップの水が止まらない、水が出ないなどのトラブルの場合、弁座に異物が付着している場合、パッキンが摩耗している場合、弁座が損傷、摩耗している場合があります。

異物が付着している場合は分解して異物を取り除く必要があり、摩耗している場合はその部品を取り換える必要があります。

イ ダイヤフラム式定水位弁の水が止まらないので原因を調査した。その結果、主弁座への異物のかみ込みがあったので、主弁の分解と清掃を行った。

これは「正しい」です。

ウ 小便器洗浄弁で少量の水が流れ放しであったので原因を調査した。その結果、ピストンバルブと弁座の間への異物のかみ込みがあったので、ピストンバルブを取り外し、異物を除いた。

これは「正しい」です。

エ 受水槽のオーバーフロー管から常に水が流れていたので原因を調査した。その結果、ボールタップの弁座が損傷していたので、パッキンを取り替えた。

これは「誤り」です。

この文章では「パッキンを取り替えた」が間違っています。

こういう場合は「ボールタップを取り替えた」が正しい対応です。

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