給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置計画論 問6

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置計画論 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

図-1に示す給水装置における直結加圧形ポンプユニットの吐水圧(圧力水頭)として、次のうち、最も近い値はどれか。
ただし、給水管の摩擦損失水頭と逆止弁による損失水頭は考慮するが、管の曲がりによる損失水頭は考慮しないものとし、給水管の流量と動水勾配の関係は、図-2を用いるものとする。また、計算に用いる数値条件は次の通りとする。

① 給水栓の使用水量  120L/min
② 給水管及び給水用具の口径  40mm
③ 給水栓を使用するために必要な圧力  5m
④ 逆止弁の損失水頭  10m
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この過去問の解説 (1件)

01

以下に解説します。

 

求めるもの: ポンプユニットの吐水圧(圧力水頭)

考慮する損失水頭:

給水管の摩擦損失水頭

逆止弁による損失水頭(10m)

無視する損失水頭:

管の曲がりによる損失水頭

 

与えられた数値条件:

給水栓の使用水量: 120L/min

給水管および給水用具の口径: 40mm

給水栓を使用するために必要な圧力: 5m

逆止弁の損失水頭: 10m

 

2. 吐水圧(圧力水頭)の計算式

ポンプの吐水圧は、以下の合計となります。

ポンプ吐水圧(m) = 給水栓で必要な圧力(m) + 逆止弁の損失水頭(m) + 給水管の摩擦損失水頭(m)

 

3. 給水管の摩擦損失水頭の計算

 

(1) 流量の確認

流量 Q: 120L/min = 0.12m³/min = 0.002m³/s

 

(2) 動水勾配の確認

管径: 40mm

図-2から、管径40mmで流量120L/minの場合の動水勾配(摩擦損失水頭)を読み取ります。

図-2の読み取り結果:

動水勾配:17m/100m

 

(3) 給水管の長さの考慮

問題文に給水管の長さの記載がないため、標準的な長さとして100mを用います。

したがって、給水管の摩擦損失水頭は17mとなります。

 

4. 吐水圧の算出

各項目を合計します。

給水栓で必要な圧力: 5m

逆止弁の損失水頭: 10m

給水管の摩擦損失水頭: 17m

合計:

5m + 10m + 17m = 32m

5. 結論

ポンプの吐水圧(圧力水頭)は32mとなります。

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