給水装置工事主任技術者 過去問
令和4年度(2022年)
問36 (給水装置工事事務論 問1)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 問36(給水装置工事事務論 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

給水装置の構造及び材質の基準(以下本問においては「構造材質基準」という。)に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 厚生労働省令に定められている「構造材質基準を適用するために必要な技術的細目」のうち、個々の給水管及び給水用具が満たすべき性能及びその定量的な判断基準(以下本問においては「性能基準」という。)は4項目の基準からなっている。
  • 構造材質基準適合品であることを証明する方法は、製造者等が自らの責任で証明する「自己認証」と第三者機関に依頼して証明する「第三者認証」がある。
  • JISマークの表示は、国の登録を受けた民間の第三者機関がJIS適合試験を行い、適合した製品にマークの表示を認める制度である。
  • 厚生労働省では製品ごとの性能基準への適合性に関する情報が、全国的に利用できるよう、給水装置データベースを構築している。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

厚生労働省令で定められている「構造材質基準を適用するために必要な技術的細目」において、個々の給水管および給水用具が満たすべき性能基準は7項目からなっています。具体的な7つの性能基準は以下のとおりです。

 

耐圧性能基準:想定する使用圧力において給水装置が破損や漏水を起こさないことを確認する

浸出性能基準:材料から水中へ有害物質が溶け出さないことを確認する

水撃限界性能基準:急な流量変化による水撃圧(ウォーターハンマー)でも破損・漏水が生じないことを確認する

逆流防止性能基準:給水管から使用側の水や異物が逆流しないことを確認する

負圧破壊性能基準:配管が負圧になった場合でも変形・破壊や吸い込みによる不具合が生じないことを確認する

耐寒性能基準:低温環境でも凍結などによる破損や漏水が生じないことを確認する

耐久性能基準:想定される長期使用において機能と強度を維持できることを確認する

選択肢1. 厚生労働省令に定められている「構造材質基準を適用するために必要な技術的細目」のうち、個々の給水管及び給水用具が満たすべき性能及びその定量的な判断基準(以下本問においては「性能基準」という。)は4項目の基準からなっている。

不適当です。

「性能基準は4項目の基準からなっている」という記述は誤りです。

選択肢2. 構造材質基準適合品であることを証明する方法は、製造者等が自らの責任で証明する「自己認証」と第三者機関に依頼して証明する「第三者認証」がある。

「構造材質基準適合品」であることを証明する方法には、以下の2つがあります。

 

自己認証:製造者や輸入業者が自らの責任で、製品が構造材質基準に適合していることを証明する方法。

第三者認証:独立した第三者機関に適合性評価を依頼し、基準への適合を証明する方法。

 

これらの方法により、給水装置の品質と安全性が適切に確保されています。

選択肢3. JISマークの表示は、国の登録を受けた民間の第三者機関がJIS適合試験を行い、適合した製品にマークの表示を認める制度である。

JISマーク表示制度は、国の登録を受けた民間の第三者認証機関が製品の試験・検査を行い、JIS(日本産業規格)に適合した製品に対してJISマークの表示を許可する制度です。これにより、消費者は製品の品質や安全性を容易に確認できます。

選択肢4. 厚生労働省では製品ごとの性能基準への適合性に関する情報が、全国的に利用できるよう、給水装置データベースを構築している。

厚生労働省では、給水装置の適合性に関する情報が全国的に利用できるように、「給水装置製品データベース」を構築しています。このデータベースを通じて、製品ごとの性能基準への適合性に関する情報が提供されています。

参考になった数37

02

個々の給水管および給水用具が満たすべき性能基準は5項目からなります。

選択肢1. 厚生労働省令に定められている「構造材質基準を適用するために必要な技術的細目」のうち、個々の給水管及び給水用具が満たすべき性能及びその定量的な判断基準(以下本問においては「性能基準」という。)は4項目の基準からなっている。

不適当です。

耐圧性能基準:想定する使用圧力において給水装置が破損や漏水を起こさないことを確認する基準

浸出性能基準:材料から水中へ有害物質が溶け出さないことを確認する基準

水撃限界性能基準:急な流量変化による水撃圧(ウォーターハンマー)でも破損・漏水が生じないことを確認する基準

逆流防止性能基準:給水管から使用側の水や異物が逆流しないことを確認する基準

負圧破壊性能基準:配管が負圧になった場合でも変形・破壊や吸い込みによる不具合が生じないことを確認する基準

耐寒性能基準:低温環境でも凍結などによる破損や漏水が生じないことを確認する基準

耐久性能基準:想定される長期使用において機能と強度を維持できることを確認する基準

性能基準は7項目の基準からなります。

選択肢2. 構造材質基準適合品であることを証明する方法は、製造者等が自らの責任で証明する「自己認証」と第三者機関に依頼して証明する「第三者認証」がある。

適当です。

証明する方法は以下の通りです。

第三者認証:独立した第三者機関に適合性評価を依頼し、基準への適合を証明する方法。

自己認証:製造者や輸入業者が自らの責任で、製品が構造材質基準に適合していること。これにより安全性が保たれています。

選択肢3. JISマークの表示は、国の登録を受けた民間の第三者機関がJIS適合試験を行い、適合した製品にマークの表示を認める制度である。

適当です。

選択肢4. 厚生労働省では製品ごとの性能基準への適合性に関する情報が、全国的に利用できるよう、給水装置データベースを構築している。

適当です。

参考になった数17