給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置工事事務論 問2
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置工事事務論 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
個々の給水管及び給水用具が満たすべき性能及びその定量的な判断基準(以下本問においては「性能基準」という。)に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 給水装置の構造及び材質の基準(以下本問においては「構造材質基準」という。)に関する省令は、性能基準及び給水装置工事が適正に施行された給水装置であるか否かの判断基準を明確化したものである。
- 給水装置に使用する給水管で、構造材質基準に関する省令を包含する日本産業規格(JIS規格)や日本水道協会規格(JWWA規格)等の団体規格に適合した製品も使用可能である。
- 第三者認証を行う機関の要件及び業務実施方法については、国際整合化等の観点から、ISOのガイドラインに準拠したものであることが望ましい。
- 第三者認証を行う機関は、製品サンプル試験を行い、性能基準に適しているか否かを判定するとともに、基準適合製品が安定・継続して製造されているか否か等の検査を行って基準適合性を認証した上で、当該認証機関の認証マークを製品に表示することを認めている。
- 自己認証においては、給水管、給水用具の製造業者が自ら得たデータや作成した資料等に基づいて、性能基準適合品であることを証明しなければならない。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、個々の給水管および給水用具が満たすべき性能基準に関する記述の中から、不適当なものを選ぶ必要があります。
給水装置の構造及び材質の基準(構造材質基準)に関する省令は、性能基準および給水装置工事が適正に施工された給水装置であるか否かの判断基準を明確化したものです。
これにより、給水装置の安全性と品質が確保されます。
したがって、この記述は正しいです。
給水装置に使用する給水管で、構造材質基準に関する省令を包含する**日本産業規格(JIS規格)や日本水道協会規格(JWWA規格)**等の団体規格に適合した製品は、使用可能です。
これらの規格は構造材質基準の要件を満たしており、適合製品の選定に役立ちます。
したがって、この記述は正しいです。
第三者認証を行う機関の要件や業務実施方法については、国際整合化の観点から、ISOのガイドラインに準拠することが望ましいとされています。
これにより、認証の信頼性と国際的な互換性が確保されます。
したがって、この記述は正しいです。
第三者認証を行う機関は、製品サンプル試験を行い、性能基準に適合しているかを判定します。
また、基準適合製品が安定的かつ継続的に製造されているかを検査し、基準適合性を認証します。
その上で、当該認証機関の認証マークを製品に表示することを認めています。
したがって、この記述は正しいです。
自己認証において、給水管や給水用具の製造業者が自ら得たデータや作成した資料のみに基づいて、性能基準適合品であることを証明することは不十分です。
自己認証の場合でも、信頼性のある試験機関で取得した試験データや、適切な品質管理体制のもとで得られたデータを使用する必要があります。製造者自身が作成した資料だけでは、客観性や信頼性に欠ける可能性があります。
さらに、自己認証では第三者による監査や評価が行われないため、適合性の証明には慎重さが求められます。そのため、自己認証を行う際には、業界標準や法令に基づいた厳格な手順を踏む必要があります。
したがって、この「製造業者が自ら得たデータや作成した資料等に基づいて、性能基準適合品であることを証明しなければならない」という記述は不適切です。
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