給水装置工事主任技術者 過去問
令和4年度(2022年)
問34 (給水装置計画論 問5)
問題文
図-1に示す事務所ビル全体(6事務所)の同時使用水量を給水用具給水負荷単位により算定した場合、次のうち、適当なものはどれか。
ここで、6つの事務所には、それぞれ大便器(洗浄弁)、小便器(洗浄弁)、洗面器、事務室用流し、掃除用流しが1栓ずつ設置されているものとし、各給水用具の給水負荷単位及び同時使用水量との関係は、表-1及び図-2を用いるものとする。
ここで、6つの事務所には、それぞれ大便器(洗浄弁)、小便器(洗浄弁)、洗面器、事務室用流し、掃除用流しが1栓ずつ設置されているものとし、各給水用具の給水負荷単位及び同時使用水量との関係は、表-1及び図-2を用いるものとする。

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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 問34(給水装置計画論 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
図-1に示す事務所ビル全体(6事務所)の同時使用水量を給水用具給水負荷単位により算定した場合、次のうち、適当なものはどれか。
ここで、6つの事務所には、それぞれ大便器(洗浄弁)、小便器(洗浄弁)、洗面器、事務室用流し、掃除用流しが1栓ずつ設置されているものとし、各給水用具の給水負荷単位及び同時使用水量との関係は、表-1及び図-2を用いるものとする。
ここで、6つの事務所には、それぞれ大便器(洗浄弁)、小便器(洗浄弁)、洗面器、事務室用流し、掃除用流しが1栓ずつ設置されているものとし、各給水用具の給水負荷単位及び同時使用水量との関係は、表-1及び図-2を用いるものとする。

- 約60L/min
- 約150L/min
- 約200L/min
- 約250L/min
- 約300L/min
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この過去問の解説 (2件)
01
以下に解説します。
給水負荷単位の算出
各給水用具の給水負荷単位を再確認します。問題文に従い、表-1を使用します。
各給水用具は6台ずつ設置されていますので、合計の給水負荷単位を計算します。
大便器(洗浄弁):
負荷単位:60
台数:6台
合計負荷単位:60 × 6 = 360
小便器(洗浄弁):
負荷単位:45
台数:6台
合計負荷単位:45 × 6 = 270
洗面器:
負荷単位:20
台数:6台
合計負荷単位:20 × 6 = 120
事務室用流し:
負荷単位:25
台数:6台
合計負荷単位:25 × 6 = 150
掃除用流し:
負荷単位:35
台数:6台
合計負荷単位:35 × 6 = 210
総合計の給水負荷単位を求めます:
360(大便器) + 270(小便器) + 120(洗面器) + 150(事務室用流し) + 210(掃除用流し) = 1,110
2. 同時使用水量の算出
図-2(給水負荷単位と同時使用水量の関係グラフ)を使用して、総給水負荷単位から同時使用水量を求めます。
総給水負荷単位:1,110
図-2での読み取り方法:
横軸(X軸)に総給水負荷単位(1,110)をプロットします。
縦軸(Y軸)から同時使用水量(L/min)を読み取ります。
図-2からの読み取り結果:
給水負荷単位が1,110の場合、同時使用水量は約300L/minとなります。
3. 結論
したがって、適当な同時使用水量は約300L/minです。
約60L/min
理由:
約60L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が100~150程度の場合に対応します。
本問題では、総給水負荷単位が1,110と大きいため、同時使用水量が約60L/minになることはありません。
大幅に水量が不足し、給水設備の設計として不適切です。
約150L/min
理由:
約150L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が500~600程度の場合に対応します。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約150L/minは実際の必要水量の半分程度となります。
給水設備の容量が不足し、適切な給水が行えません。
約200L/min
理由:
約200L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が700~800程度の場合に対応します。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約200L/minでは水量が不足します。
約250L/min
理由:
約250L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が900~1,000程度の場合に対応します。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約250L/minではやや水量が不足します。
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02
表ー1図を見て水量が足らない事が何となく分かればいいと思います。配管の径プラスにより何か所まで同径で取れるのかが分かってくると思います。
約60L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が100~150程度の場合に対応します。
本問題では、総給水負荷単位が1,110と大きいため、同時使用水量が約60L/minになることはありません。大幅に水量が不足し、給水設備の設計として不適切です。
一系統から大便器を6台とる時、表ー2図を見て同時使用水量1.110と大きいのでとても、60X6台=360では不足です。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約150L/minは実際の必要水量の半分程度となります。
給水設備の容量が不足し、適切な給水が行えません。
同時に6台使用する、表ー2図により150L/minでは不足となります。
約200L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が700~800程度の場合に対応します。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約200L/minでは水量が不足します。
1.110負荷単位がこの図の基準になりますので、200L/minでは不足となります。
約250L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が900~1,000程度の場合に対応します。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約250L/minではやや水量が不足します。
これも、1.100負荷単位を基準にすると、不足となります。
適当です。
図-2からの読み取り結果:
給水負荷単位が1,110の場合、同時使用水量は約300L/minとなります。
配管工事をするにあたり、メーターのサイズ(管径)により、何口まで取ることが出来るかざっくりと分かっていると、後々の手直しがなくなると思います。
表ー1図、2図を見た時点で水量不足が分かるか、疑問に思えれば初心者ではないと思います。更に、図ー2を見れるようになれば、通用出来ると思います。経験を積めば見えてくる事柄であるといえます。
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