給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置計画論 問5
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置計画論 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
図-1に示す事務所ビル全体(6事務所)の同時使用水量を給水用具給水負荷単位により算定した場合、次のうち、適当なものはどれか。
ここで、6つの事務所には、それぞれ大便器(洗浄弁)、小便器(洗浄弁)、洗面器、事務室用流し、掃除用流しが1栓ずつ設置されているものとし、各給水用具の給水負荷単位及び同時使用水量との関係は、表-1及び図-2を用いるものとする。
ここで、6つの事務所には、それぞれ大便器(洗浄弁)、小便器(洗浄弁)、洗面器、事務室用流し、掃除用流しが1栓ずつ設置されているものとし、各給水用具の給水負荷単位及び同時使用水量との関係は、表-1及び図-2を用いるものとする。
- 約60L/min
- 約150L/min
- 約200L/min
- 約250L/min
- 約300L/min
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この過去問の解説 (1件)
01
以下に解説します。
給水負荷単位の算出
各給水用具の給水負荷単位を再確認します。問題文に従い、表-1を使用します。
各給水用具は6台ずつ設置されていますので、合計の給水負荷単位を計算します。
大便器(洗浄弁):
負荷単位:60
台数:6台
合計負荷単位:60 × 6 = 360
小便器(洗浄弁):
負荷単位:45
台数:6台
合計負荷単位:45 × 6 = 270
洗面器:
負荷単位:20
台数:6台
合計負荷単位:20 × 6 = 120
事務室用流し:
負荷単位:25
台数:6台
合計負荷単位:25 × 6 = 150
掃除用流し:
負荷単位:35
台数:6台
合計負荷単位:35 × 6 = 210
総合計の給水負荷単位を求めます:
360(大便器) + 270(小便器) + 120(洗面器) + 150(事務室用流し) + 210(掃除用流し) = 1,110
2. 同時使用水量の算出
図-2(給水負荷単位と同時使用水量の関係グラフ)を使用して、総給水負荷単位から同時使用水量を求めます。
総給水負荷単位:1,110
図-2での読み取り方法:
横軸(X軸)に総給水負荷単位(1,110)をプロットします。
縦軸(Y軸)から同時使用水量(L/min)を読み取ります。
図-2からの読み取り結果:
給水負荷単位が1,110の場合、同時使用水量は約300L/minとなります。
3. 結論
したがって、適当な同時使用水量は約300L/minです。
約60L/min
理由:
約60L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が100~150程度の場合に対応します。
本問題では、総給水負荷単位が1,110と大きいため、同時使用水量が約60L/minになることはありません。
大幅に水量が不足し、給水設備の設計として不適切です。
約150L/min
理由:
約150L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が500~600程度の場合に対応します。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約150L/minは実際の必要水量の半分程度となります。
給水設備の容量が不足し、適切な給水が行えません。
約200L/min
理由:
約200L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が700~800程度の場合に対応します。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約200L/minでは水量が不足します。
約250L/min
理由:
約250L/minの同時使用水量は、総給水負荷単位が900~1,000程度の場合に対応します。
本問題の総給水負荷単位1,110に対しては、同時使用水量が約300L/minであり、約250L/minではやや水量が不足します。
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