給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置計画論 問4

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置計画論 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

計画使用水量に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  計画使用水量は、給水管口径等の給水装置系統の主要諸元を計画する際の基礎となるものであり、建物の用途及び水の使用用途、使用人数、給水栓の数等を考慮した上で決定する。
イ  直結増圧式給水を行うに当たっては、1日当たりの計画使用水量を適正に設定することが、適切な配管口径の決定及び直結加圧形ポンプユニットの適正容量の決定に不可欠である。
ウ  受水槽式給水における受水槽への給水量は、受水槽の容量と使用水量の時間的変化を考慮して定める。
エ  同時使用水量とは、給水装置に設置されている末端給水用具のうち、いくつかの末端給水用具を同時に使用することによってその給水装置を流れる水量をいう。
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:誤
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:正
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

計画使用水量について:

計画使用水量は、給水管の口径や給水装置系統の主要な仕様を計画する際の基本となる重要な数値です。建物の用途や水の使用目的、使用人数、給水栓の数などを総合的に考慮して決定されます。これにより、給水装置が適切に機能し、必要な水量を安定して供給できます。そのため、この記述は正しいです。

直結増圧式給水を行う際について:

直結増圧式給水を行う際に重要なのは、同時使用水量(最大瞬時流量)を適正に設定することです。これは、適切な配管口径の決定や直結加圧形ポンプユニットの適正容量を決めるために不可欠です。一方、1日当たりの計画使用水量は受水槽の容量計算などに用いられます。したがって、「1日当たりの計画使用水量を適正に設定することが不可欠である」というこの記述は誤りです。

受水槽式給水の給水量について:

受水槽式給水において、受水槽への給水量は受水槽の容量と使用水量の時間的な変化(ピーク時や非ピーク時の使用量)を考慮して決定されます。これにより、必要なときに十分な水を供給でき、過不足のない給水が可能となります。この記述は正しいです。

同時使用水量について:

同時使用水量とは、給水装置に設置されている複数の末端給水用具(蛇口やシャワーなど)が同時に使用されたときに、その給水装置を流れる水量のことを指します。この値は、配管設計やポンプ選定において重要な指標となります。そのため、この記述は正しいです。

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