給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置の概要 問10

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置の概要 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

給水用具の故障と修理に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  受水槽のボールタップの故障で水が止まらなくなったので、原因を調査した。その結果、パッキンが摩耗していたので、パッキンを取り替えた。
イ  ボールタップ付ロータンクの水が止まらなかったので、原因を調査した。その結果、フロート弁の摩耗、損傷のためすき間から水が流れ込んでいたので、分解し清掃した。
ウ  ピストン式定水位弁の水が止まらなかったので、原因を調査した。その結果、主弁座パッキンが摩耗していたので、主弁座パッキンを新品に取り替えた。
エ  水栓から不快音があったので、原因を調査した。その結果、スピンドルの孔とこま軸の外径が合わなく、がたつきがあったので、スピンドルを取り替えた。
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:正
  • ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:正
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤
  • ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

ア 受水槽のボールタップで水が止まらなくなる原因として、パッキンの摩耗は一般的です。

パッキンが摩耗すると弁が完全に閉まらず、水が止まらなくなります。

パッキンを取り替えることで、正常な機能が回復します。

したがってこの対応は適切であり、記述は正しいです。

 

 

イ ボールタップ付きロータンクの水が止まらない原因が、フロート弁の摩耗・損傷である場合、分解・清掃では解決しません。

摩耗や損傷した部品は、新品に交換する必要があります。

清掃だけでは摩耗や損傷は直らないため、この対応は不適切です。

したがって、記述は誤りです。

 

 

ウ ピストン式定水位弁の水が止まらない原因として、主弁座パッキンの摩耗が考えられます。

主弁座パッキンを新品に取り替えることで、不具合を解消できます。

対応が適切であり、記述は正しいです。

 

 

エ 水栓から不快音がする原因として、スピンドルの孔とこま軸の外径が合わず、がたつきがあることが挙げられます。

この場合、こま軸(バルブステム)の外径が問題であり、こま軸を適切なサイズのものに交換するのが適切です。

スピンドルを取り替えるだけでは問題が解決しない可能性があります。

したがって、この対応は不適切であり、記述は誤りです。

選択肢5. ア:正  イ:誤  ウ:正  エ:誤

適当です。

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