給水装置工事主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)
給水装置工事法 問5

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 給水装置工事法 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

水道メーターの設置に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  新築の集合住宅等に設置される埋設用メーターユニットは、検定満期取替え時の漏水事故防止や、水道メーター取替え時間の短縮を図る等の目的で開発されたものである。
イ  集合住宅等の複数戸に直結増圧式等で給水する建物の親メーターにおいては、ウォーターハンマーを回避するため、メーターバイパスユニットを設置する方法がある。
ウ  水道メーターは、集合住宅の配管スペース内に設置される場合を除き、いかなる場合においても損傷、凍結を防止するため地中に設置しなければならない。
エ  水道メーターの設置は、原則として家屋に最も近接した宅地内とし、メーターの計量や取替え作業が容易な位置とする。
  • ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:誤
  • ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:誤
  • ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:正
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:誤  イ:誤  ウ:誤  エ:正

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この過去問の解説 (1件)

01

以下に解説します。

 

「新築の集合住宅等に設置される埋設用メーターユニットは、検定満期取替え時の漏水事故防止や、水道メーター取替え時間の短縮を図る等の目的で開発されたものである。」 

正しい

理由:

埋設用メーターユニットは、新築の集合住宅などに設置される際、検定満期取替え時の漏水事故防止や、水道メーター取替え時間の短縮を図る目的で開発されました。

このユニットを使用することで、メーター交換時に給水を停止せずに作業が可能となり、漏水事故のリスクを低減できます。

また、ユニット化されているため、交換作業が効率化され、時間短縮につながります。

したがって、この記述は正しいです。

 

「集合住宅等の複数戸に直結増圧式等で給水する建物の親メーターにおいては、ウォーターハンマーを回避するため、メーターバイパスユニットを設置する方法がある。」

誤り

理由:

メーターバイパスユニットは、主にメーター交換時に給水を継続するために設置されます。

ウォーターハンマーを回避するためにメーターバイパスユニットを設置するという方法は、一般的ではありません

ウォーターハンマーの回避策としては、減圧弁の設置緩閉バルブの使用エアチャンバーの設置などがあります。

したがって、この記述は誤りです。

 

「水道メーターは、集合住宅の配管スペース内に設置される場合を除き、いかなる場合においても損傷、凍結を防止するため地中に設置しなければならない。」 

誤り

理由:

水道メーターは、損傷や凍結を防止するための対策を講じれば、地上に設置することも可能です。

地上設置の場合、保温材で覆う防護ボックスを設置するなどの対策を行います。

いかなる場合においても地中に設置しなければならないというのは誤りです。

したがって、この記述は誤りです。

 

「水道メーターの設置は、原則として家屋に最も近接した宅地内とし、メーターの計量や取替え作業が容易な位置とする。」

誤り

理由:

水道メーターの設置位置は、原則として道路に近接した敷地の境界付近とします。

これは、水道事業者が検針やメンテナンスを容易に行えるようにするためです。

家屋に最も近接した宅地内に設置すると、水道事業者が敷地内に立ち入る必要があり、不便やプライバシーの問題が生じます。

したがって、この記述は誤りです。

選択肢1. ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:誤

この選択肢は正解です。

選択肢2. ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:誤

ア:正 イ:正 ウ:誤 エ:誤

誤りの理由:

イについて

の記述:「集合住宅等の複数戸に直結増圧式等で給水する建物の親メーターにおいては、ウォーターハンマーを回避するため、メーターバイパスユニットを設置する方法がある。

 

誤り

理由:

メーターバイパスユニットは、メーター交換時に給水を停止せずに作業を行うために設置されるものであり、ウォーターハンマーの回避を目的としたものではありません

ウォーターハンマーの回避策としては、減圧弁の設置緩閉バルブの使用エアチャンバーの設置などが一般的です。

したがって、イを「正」としているこの選択肢は誤りです。

選択肢3. ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:正

ア:誤 イ:誤 ウ:正 エ:正

誤りの理由:

アについて

の記述:「新築の集合住宅等に設置される埋設用メーターユニットは、検定満期取替え時の漏水事故防止や、水道メーター取替え時間の短縮を図る等の目的で開発されたものである。

 

正しい

理由:

埋設用メーターユニットは、検定満期取替え時の漏水事故防止や、メーター取替え作業の効率化を目的として開発されたものです。

ユニット化により、交換作業が容易になり、漏水リスクを低減できます。

したがって、アを「誤」としているこの選択肢は誤りです。

選択肢4. ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正

ア:誤 イ:正 ウ:誤 エ:正

誤りの理由:

アについて

前述の通り、アは正しい記述です。

したがって、アを「誤」としているこの選択肢は誤りです。

選択肢5. ア:誤  イ:誤  ウ:誤  エ:正

ア:誤 イ:誤 ウ:誤 エ:正

誤りの理由:

アについて

アは正しい記述です。

したがって、アを「誤」としている選択肢5は誤りです。

エについて

エの記述:「水道メーターの設置は、原則として家屋に最も近接した宅地内とし、メーターの計量や取替え作業が容易な位置とする。」

誤り

理由:

水道メーターの設置位置は、原則として道路に近接した敷地の境界付近とします。

これは、水道事業者が検針やメンテナンスを容易に行えるようにするためです。

家屋に最も近接した宅地内に設置すると、水道事業者が需要者の敷地内深くまで立ち入る必要があり、プライバシーや安全面で問題が生じます。

したがって、エを「正」としているこの選択肢は誤りです。

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