給水装置工事主任技術者 過去問
令和5年度(2023年)
問34 (給水装置計画論 問5)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 問34(給水装置計画論 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

図-1に示す直結式給水による戸建て住宅で、口径決定に必要となる全所要水頭として、適当なものはどれか。

ただし、計画使用水量は同時使用率を考慮して表-1により算出するものとし、器具の損失水頭は器具ごとの使用水量において表-2により、給水管の動水勾配は表-3によるものとする。なお、管の曲がり、分岐による損失水頭は考慮しないものとする。
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この過去問の解説 (2件)

01

この問題も無ずかしい様に思いますが、答えを見ながら数式を追って行き、図面と照らし合わせて見ると、表の読み方が見えてくると思います。ただ、計算式は少し勉強をしないとわからないと思います。

 

まず、蛇口の数は、A, B、C, D、と4つあります。

最初に表-1の計画使用水(L/分)から

Aが12L/分、Dが20(L/分)同時使用がAとDです。

A+D=32(L/分)になります。

 

次に、A-E間を出します。A-E管は1.5m、E-F間は3.5m。

ここで表の3を見るとA-E間13mm, A-E間は20mmの管径で、

動水勾配を見ると13mmは230%,20mmは40%とあります。

1.5X230=345mm 3.5X40=140mmとなります。

更に、345+140=485mm。これをメーターに直すと0.485mになります。

 

次に、F-D間は、1.5m 、 G-F間は、6.0m、

動水勾配表-3から、F-D600% G-F180%となります。

よって、

F-D間は、600X1.5=900,メーターに直し(0.9m)

G-F間は、180X6=1080,メーター直し(1.08m)

A-E間は、表-2から損失水頭Aが0.8m、1.5+0.8=2.3m

 

F-A間は、1.5+(損失水頭0.8)+0.485=2.785m

G-F間は、分岐0.5

止水栓1.3m

水道メーター1.5m

高低差1m

菅抵抗1.08m(G-F間1.08)、0.5+1.3+1.5+1+1.08=5.38m

 

D-F間、0.5m(水頭)2.1+0.9=4.5m

以上が水頭の計算式で、5.38+4.5=9.88  

 

よって9.7mが正解です。

選択肢2. 9.7m

適当です。

まとめ

この問題は、最低限図面が読めないとできない問題です。現場で何年もやられてこの試験を受けられる人はほぼ図面の読める人達だと思いますので、じっくり見ながら検討してみてください。この計算式は、普段から携わっていないと分からないかもしれません。

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02

表-1より、同時使用のある給水栓A・Dの計画使用水量を合計すると、12(L/分)+20(L/分)=32(L/分)になります。

 

A~F区間の所要水頭=2.785m、D~F区間の所要水頭=4.5mです。

その為、2.785m<4.5mとなり、F点の所要水頭は4.5mになります。

 

また、F~G区間の所要水頭=5.2mです。

その為、F~G区間の所要水頭=5.2mとF点の所要水頭=4.5mを合計すると9.7mになります。

選択肢2. 9.7m

こちらが正答肢です。

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