危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題 乙4 問5
この過去問の解説 (4件)
誤っているものは「アルコール類とは、化合物内に水酸基を有する物質のものをいう。」です。
特殊引火物とは、1気圧で発火点が100℃以下、または引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のものです。
第1石油類とは、1気圧で引火点が21℃未満のものです。アセトンもガソリンもこちらに該当します。
第2石油類とは、1気圧で引火点が21℃以上70℃未満のものです。灯油も軽油もこちらに該当します。
アルコール類とは、炭素数が3以下の飽和1価アルコールです。そのため、化合物内に水酸基(OH基)を有していても、不飽和だったり2価だったり炭素数が多かったりすると、該当しません。
飽和とは、その化合物が単結合のみで構成されているという意味です。不飽和ですと、二重結合や三重結合をもつ化合物を指します。また、1価とは水酸基(OH基)が1つのみという意味です。2価ですと、2つの水酸基をもつ化合物を指します。
アルコール類としては、メチルアルコール(メタノール)、エチルアルコール(エタノール)、プロピルアルコール(プロパノール)が該当します。
ちなみに、1気圧とは1013hPaのことです。また、引火点は炎を近づけた時に火がつく温度です。発火点は炎がなくても勝手に火がつく温度です。
動植物油類とは、動物の脂肉等または植物の種子もしくは果肉から抽出したもので、1気圧において引火点が250℃未満のものです。
アルコール類とは、1分子を構成する炭素原子数が1個から3個までの飽和一価アルコール(変性アルコール)のことをいいます。
飽和:単結合のみ
一価:水酸基(ーOH)が1個
変性アルコール:飲用できないように変性剤を入れたエタノール
引火点:火をつけると燃える液体の温度
発火点:火を付けなくても自然に燃える液体の温度
第4類危険物の引火点
特殊引火物:-20℃以下
第1石油物:21℃未満
第2石油物:21℃以上70℃未満
第3石油物:70℃以上200℃未満
第4石油物:200℃以上
~語呂合わせ~
マイナー(マイナス)な20歳は1に21歳未満、2に21歳以上70歳未満、3に70歳以上200歳未満、4に200歳以上の隠花を展じる
(隠花:かつて下等植物としてみなされていた生物にたいして使われていた分類用語
隠花を植物の年齢に分類して展示しているイメージ)
消防法では炭素数が3以下の飽和1価アルコールのことをアルコール類といいます。
アルコール類は必ず水酸基を含んでいますが、水酸基を含んでいればアルコール類ということにはなりません。
以下の一~七の品名の定義は消防法別表第1の備考に記載してあります。引火点や発火点、沸点は覚えましょう。アルコール類と特殊引火物以外は引火点により分類されています。
一 特殊引火物
二 第一石油類
三 アルコール類
四 第二石油類
五 第三石油類
六 第四石油類
七 動植物油類
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