危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問252
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問252 (訂正依頼・報告はこちら)
次の水に関する説明のうち、正しいものはどれか。
- 水の比熱は、物質中最小である。
- 水の密度は4℃の時が、最大(1g/㎤)である。
-
水を電気分解すると、水素と二酸化炭素になる。
- 気化熱の小さいことが、消火に使われる理由の一つである。
- 水は気圧に関係なく、100℃で沸騰する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:誤り
水の比熱は、物質中最小ではありません。
比熱は、物質 1gの温度を 1度(1K)上げるのに必要な熱量のことです。単位は J/(g・K)です。比熱が大きい物質は、温まりにくく、冷めにくいです。
水の比熱は 4.2J/(g・K)で大きい部類ですが、エチルアルコールは 2.4J/(g・K)であり、トルエンは 1.7J/(g・K)です。
2:正しい
水の密度は4℃の時が最大です。
3:誤り
水を電気分解すると、水素と酸素になります。
4:誤り
気化熱は液体が 1g蒸発するときに吸収する熱量のことで、水は気化熱が大きいです。
水は気化熱が大きいことによる冷却効果がありますので、消火に使われる理由の一つです。
5:誤り
水の沸騰する温度(沸点)は、気圧により変化します。
沸点は、気圧が高くなれば高くなり、気圧が低くなると低くなります。(例えば、富士山の山頂における沸点は約87℃です)
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02
1 . 誤りです。
比熱とは、ある物質1gの温度を1度(1K)
高めるのに必要な熱量をいいます。
水の比熱は、0℃で約4.2J/(g・K)で、
物質中で大きい部類になります。
ヘリウムは、0℃で約5.2J/(g・K)です。
水素は、0℃で約14.3J/(g・K)です。
2 . 正解です。
3 . 誤りです。
水を電気分解すると、水素と酸素になります。
4 . 誤りです。
気化熱とは、液体1gが蒸発する時に
吸収される熱量を言います。
気化熱の大きいことが、消火に使われる
理由の一つです。
5 . 誤りです。
水は1気圧の場合、100℃で沸騰します。
しかし、山の山頂など気圧の低い場所では、
水面にかかる圧力が減るため、
水が蒸発しやすくなります。
そのため、水の沸点は下がります。
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03
2 . 密度とは1㎤あたりの質量(g)のことで、水は4℃の時に最大の密度(1g/㎤)となります。
3 . 水を電気分解すると、水素と「酸素」に分解します。
4 .気化熱とは蒸発するために必要な熱量のことで、水は気化熱が「大きい」ため消火に使われます。
5 . 水の沸点は圧力によって変動し、圧力が大きくなれば沸点も高くなり、圧力が小さくなれば沸点も低くなります。
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