理容師の過去問
第29回
理容の物理・化学 問35

正解３
エタノールはエチルアルコールともいい、エチル基C2H5-とヒドロキシル基-OHという２つの原子団が結合した構造の分子からなります。

ヒドロキシル基は水分子と同じように極性をもつために、エタノール分子間で水分子と同じような水素結合が生じています。

エタノールと水を混ぜると、エタノール分子間の水素結合が切れてエタノール分子と水分子の間に水素結合ができ、エタノール分子は水分子によって取り囲まれ水和分子を作り、水と自由に混じり合います。

正解は3です。 A.ヒドロキシル基、B.水素結合、C.水和分子

「エタノールの(A.ヒドロキシル基)は極性をもつために、エタノール分子間で(B.水素結合)が生じている。エタノールと水を混ぜると、エタノール分子は水分子によって取り囲まれ、(C.水和分子)を作る。」


ヒドロキシル基とは水酸基、ヒドロキシ基とも呼ばれ、構造式が−OHと表される1価の基のことです。
※エタノールの構造式はC2H5OH

ヒドロキシル基をもつものは水素結合をします。

水和分子とは、水溶液中の溶質分子(水に溶けている物質の分子)に数個の水分子が結合している状態の分子のことです。

正解は3です。

エタノールのヒドロキシル基は極性をもつため、エタノール分子間で水素結合が生じている。エタノールと水を混ぜると、エタノール分子は水分子によって取り囲まれ、水和分子を作る。