理容師の過去問
第30回
理容の物理・化学 問34
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問題
第30回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
酸化剤と還元剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a.過酸化水素水は、ヘアブリーチ剤や染毛剤などに酸化剤として用いられる。
b.チオグリコール酸は、パーマネントウェーブ用剤の第1剤(1液)に配合され、毛髪のケラチンのシスチン結合を還元して切断する。
c.システインは、パーマネントウェーブ用剤の第2剤(2液)に配合され、毛髪の切断されたシスチン結合を再結合する。
d.次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、還元作用があるので、金属製品や動物性繊維の布地の消毒に適している。
a.過酸化水素水は、ヘアブリーチ剤や染毛剤などに酸化剤として用いられる。
b.チオグリコール酸は、パーマネントウェーブ用剤の第1剤(1液)に配合され、毛髪のケラチンのシスチン結合を還元して切断する。
c.システインは、パーマネントウェーブ用剤の第2剤(2液)に配合され、毛髪の切断されたシスチン結合を再結合する。
d.次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、還元作用があるので、金属製品や動物性繊維の布地の消毒に適している。
- aとb
- bとc
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
正解はaとbです。
a 過酸化水素水は、ヘアブリーチ剤や染毛剤などに酸化剤として用いられます。
b チオグリコール酸は、パーマネントウェーブ用剤の第1剤(1液)に配合され、毛髪のケラチンのシスチン結合を還元して切断します。
c システインは、パーマネントウェーブ用剤の第1剤(1液)に配合され、毛髪のケラチンのシスチン結合を還元して切断します。
d 次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、還元作用がありますが、動物性線維の布地の消毒には適していません。
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02
正解はaとbです。
●酸化剤・・・酸素を与え、水素や電子をうばう物質です。
●還元剤・・・酸素をうばい、水素や電子を与える物質です。
a.過酸化水素水は、ヘアブリーチ剤や染毛剤などに酸化剤として用いられる。
・ヘアブリーチ剤や染毛剤に利用されている過酸化水素水は5~6%です。
b.チオグリコール酸は、パーマネントウェーブ用剤の第1剤(1液)に配合され、毛髪のケラチンのシスチン結合を還元して切断する。
・シスチン結合を還元剤によって水素を与えて切断します。
c.システインは、パーマネントウェーブ用剤の第2剤(2液)に配合され、毛髪の切断されたシスチン結合を再結合する。
→システインはパーマネントウェーブ用剤の第1剤です。
d.次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、還元作用があるので、金属製品や動物性繊維の布地の消毒に適している。
→酸化作用です。
金属製品は錆びさせたり、動物繊維は痛めるので、適していません。
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03
CDは誤りです。
Cシステインはパーマネントウェーブの一剤である還元剤に使用され、髪のシスチン結合を切断します。
D次亜塩素酸ナトリウム水溶液は金属製品を腐食させたり、動物繊維をごわつかせたりするので、これらの消毒には適していません。
正解です。
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