理容師の過去問
第31回
衛生管理技術 問19
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問題
第31回 理容師国家試験 衛生管理技術 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
化学的消毒法の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- エタノール消毒は、ウイルスだけでなく、芽胞のある細菌にも効果がある。
- 逆性石けん消毒は、有機物による汚れが存在すると殺菌力は低下するが、芽胞のある細菌に効果がある。
- 次亜塩素酸ナトリウム消毒は、殺菌と同時に漂白・防臭の作用があるが、光分解を受けやすい。
- 両性界面活性剤消毒は、強い殺菌力を持っているが、結核菌には効果がない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 エタノール消毒は、芽胞のある細菌には効果がありません。
2 逆性石けん消毒は、芽胞のある細菌には効果がありません。
3 次亜塩素酸ナトリウム消毒は、殺菌と同時に漂白・防臭の作用があるが、光分解を受けやすいです。
4 両面界面活性剤消毒は、結核菌にも効果があります。
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02
1 消毒用エタノールは細菌・結核菌・ウィルスに対して効果はありますが、芽胞に対して効果はありません。
2 逆性せっけん消毒は、ウィルス・芽胞に対して効果はありません。
3 両性界面活性剤は結核菌に対して効果があるのが特徴です。
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03
答えは3です。
【化学的消毒法】とは、
消毒薬を使って消毒する方法です。
消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、グルコン酸クロルヘキシジン、逆性石けん、両性界面活性剤があります。
・エタノール消毒法
〇付着した血液の消毒出来ます、結核菌やウイルスの殺菌出来ます。
✕芽胞には効きません、ゴムやプラスチック類が変形します。
・次亜塩素酸ナトリウム消毒法
〇細菌やウイルスを不活性化します、漂白作用があります。
✕結核菌には効きません、冷暗所で保存します。
・グルコン酸クロルヘキシジン消毒法
〇細菌を不活性化します。
✕芽胞と結核菌とウイルスには効きません。
・逆性石けん消毒法
〇有機物がない時消毒力が強いです。
✕結核菌とウイルスと芽胞には効きません。
・両性界面活性剤消毒法
〇有機物がない時消毒力が強いです、結核菌を不活性化します。
✕ウイルス、芽胞には効きません。
1、
エタノール消毒法は、ウイルスには効きますが、芽胞には効きません。
よって、(ウイルスだけでなく芽胞のある細菌にも効果ある)→(ウイルスに効果はあるが芽胞には効果がない)の間違いです。
2、
逆性石けん消毒法は、殺菌力が低下していなくても芽胞には効きません。
よって、(芽胞のある殺菌には効果ある)→(芽胞のある殺菌に効果はない)の間違いです。
3、
次亜塩素酸ナトリウム消毒法は、殺菌効果と漂白防臭効果を持ち合わせていますが、消毒液は分解されやすく、光の当たらない涼しい冷暗所で保存します。
よって、正しいです。
4、
両性界面活性剤消毒法は、人に対して毒性が低く刺激性も少ないです。
有機物がない時消毒力は強く、結核菌に効きます。
よって、(結核菌に効果がない)→(結核菌に効果がある)の間違いです。
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