理容師の過去問
第32回
皮膚科学 問28
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問題
第32回 理容師国家試験 皮膚科学 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 脂肪膜(皮脂膜)と角質層のケラチンには、外的化学的刺激に対する保護作用がある。
- 経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路の2つの経路がある。
- 皮膚描記症は、蕁麻疹の出やすい人では、その反応は強く起こる。
- 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは脂腺である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、
脂肪膜(皮脂膜)は、薬品などの刺激から皮膚を守ります。
酸性なので細菌の侵入を防ぎます。
角質層のケラチンも、外的な刺激から守ります。
よって、正しいです。
2、
経皮吸収とは、皮膚から薬剤や化学物質を吸収することです。
・表皮経路・・・細胞と細胞の間を通って吸収します。
・皮膚付属器官感染・・・毛穴や汗腺から吸収します。
それらを利用しているのが、虫刺されのシールやニコチンパッチです。
よって、正しいです。
3、
皮膚描記症とは、手で掻くと、皮膚表面に、赤い跡のように浮き出る症状のことです。
厳密にいうと、皮膚描記症は蕁麻疹の一つですが、蕁麻疹が出やすい人は、反応が強く出やすいと言われています。
よって、正しいです。
4、
体温調整を積極的にしているのは、毛細血管と汗腺です。
皮膚は周囲の温度が高くなるにつれて、汗を分泌し、皮膚の毛細血管を拡張させて、体温調整をしています。
脂腺は、皮脂を分泌して、皮膚や毛にうるおいを与えています。
よって、(脂腺)→(汗腺)の間違いなので、これが正解になります。
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02
皮膚で体温調節を積極的に行っているのは「汗腺」です。
脂腺は皮脂を分泌し、皮膚や毛髪の表面の保護や保湿の働きをする小さい腺のことです。
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03
1 脂肪膜(皮脂膜)と角質層のケラチンには、外的化学的刺激に対する保護作用があります。ケラチンは、髪をつくる大切なタンパク質です。質問は、誤っている記述を聞いているので、不正解です。
2 経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路の2つの経路があります。質問は、誤っている記述を聞いているので、不正解です。
3 皮膚描記症は、蕁麻疹の出やすい人では、その反応は強く起こります。蕁麻疹のない人もミミズバレになる場合が良くあります。質問は、誤っている記述を聞いているので、不正解です。
4 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは汗腺です。質問は、誤っている記述を聞いているので、 4 が正解です。
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