理容師の過去問
第33回
理容の物理・化学 問38

正解は　2　です。
正しくは以下のとおりです。

1：「陽イオン」界面活性剤は、逆性石けんともいわれ、第四級アンモニウム塩も含まれる。
3：「両性」界面活性剤では、ベタイン型とイミダゾリン型が香粧品に用いられる。
4：「非イオン」界面活性剤は、水溶液中でイオン化しないので、クリームなどに乳化剤として用いられる。

正解は、2です。

1. 非イオン界面活性剤は、親水性と親油性の部分が存在し、その組み合わせによって、乳化や可溶化、分散など、作用や用途が変わってきます。

3. 陽イオン界面活性剤は逆性石けんと言われていて、塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼトニウムがあります。薬用せっけんなどに用いられます。

4. 両性界面活性剤には、ベタイン型とイミダゾリン型があります。
ベタイン型は洗浄力や起泡力があり、シャンプー剤やリンス剤に用いられます。
イミダゾリン型は刺激が少ないので、ベビーシャンプーに古くから用いられています。

正解は2です。

1 . 陽イオン界面活性剤は、逆性石けんともいわれ、第四級アンモニウム塩も含まれます。
※第四級アンモニウム塩は柔軟効果や帯電防止効果があるので、リンス剤に用いられます。

2 . 陰イオン界面活性剤には、洗浄力のすぐれているものが多く、石けんや合成洗剤があります。

3 . 両性界面活性剤では、ベタイン型とイミダゾリン型が香粧品に用いられます。

4 . 非イオン界面活性剤は、水溶液中でイオン化しないので、クリームなどに乳化剤として用いられます。

【界面活性剤の分類】
●イオン界面活性剤
　・陰イオン界面活性剤（石けん・合成界面活性剤）
　・陽イオン界面活性剤（逆性石けん）
　・両性界面活性剤（洗浄と殺菌）
●非イオン界面活性剤