理容師の過去問
第34回
皮膚科学 問26
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問題
第34回 理容師国家試験 皮膚科学 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 皮膚は、表面より表皮、皮下組織、真皮の3つの層からなる。
- 角化細胞は、皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞である。
- ランゲルハンス細胞は、皮下組織内に分布する触覚に関与する細胞である。
- 真皮の線維成分は、コラーゲンというタンパク質からできた膠原線維が、その大部分を占める。
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この過去問の解説 (3件)
01
正しくは以下のとおりです。
1:皮膚は、表面より「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の3つの層からなる。
2:角化細胞は、「ケラチン」を作る細胞である。
3:ランゲルハンス細胞は、表皮に存在する樹状細胞の一つである。
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02
皮膚は3つの層からなり、表面から[表皮]、[真皮]、[皮下組織]の順番です。
(2)は間違いです。
角化細胞(ケラチノサイト)は、基底細胞から有棘細胞、顆粒細胞を経て角質細胞に角化して上層へ移行します。
角化細胞は、ケラチンを生成して皮膚を紫外線などから守る役割を果たしています。
メラニン色素を作るのは色素細胞です。
(3)は間違いです。
ランゲルハンス細胞は表皮に存在する細胞で免疫に関与しています。
触覚に関与する細胞はメルケル細胞です。
メルケル細胞は基底層(表皮の中の一番下)に存在しています。
(4)は正しいです。
真皮の繊維成分はコラーゲンというタンパク質からできた膠原繊維が大部分を占め、その間を弾性繊維(エラスチン)が交じって走っている。
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03
正解は4です。
皮膚の構造は、表面から内部に向かって表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。
1は誤った説明です。
角化細胞は、基底細胞で発生し細胞分裂を繰り返して変化(角化)しながら上層へと押し上げられ最終的に角質細胞に変化します。
2も誤った説明です。
ランゲルハンス細胞は、皮膚の上層である表皮に存在し異物の侵入がないか常に監視し、異物を感知すると免疫細胞に異物攻撃の指令を出す役割を持っています。
3も誤った説明です。
表皮の下にある真皮の線維成分は、タンパク質であるコラーゲンでできた膠原繊維が大部分を占めていて、その間を弾性繊維が走っています。
4が正しい説明です。
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