理容師の過去問
第34回
理容の物理・化学 問36
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問題
第34回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
高分子化合物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- デンプンとセルロースは、合成高分子化合物である。
- ケラチンは、他のタンパク質に比べてシスチンを多く含む。
- ポリビニルピロリドンは、皮膜形成剤としてスタイリング剤に配合される。
- コラーゲンは、皮膚の水分を保持するモイスチャー効果を持つ。
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この過去問の解説 (3件)
01
デンプン・セルロースは天然高分子化合物です。
デンプンとセルロースは分解するとブドウ糖になります。
なお、天然高分子化合物とは、自然界に存在する高分子化合物のことです。
(2)は正しいです。
ケラチンの特徴は、他のタンパク質に比べてシスチン含有量が高い点にあります。
髪や爪はケラチンからできています。
髪や爪を燃やすと不快な臭いがするのは、シスチンの分子構造に硫黄が含まれているからです。
(3)は正しいです。
ポリビニルピロリドンは水によく溶解する合成高分子化合物です。
ポリビニルピロリドンには、水に溶解すると粘性を示し、乾くとフィルム状になるという特徴があることから、スティック糊などに用いられています。
また、皮膜形成剤として、スタイリング剤にも用いられます。
(4)は正しいです。
コラーゲンは天然高分子化合物です。
皮膚への保湿作用が高いです。
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02
正しくは以下のとおりです。
デンプンとセルロースは、「天然」高分子化合物である。
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03
正解は1です。
デンプンは多数のαグルコース、セルロースは多数のβグルコースが各々重合してできた天然高分子化合物です。
1が誤った説明です。
毛髪や爪を構成しているタンパク質であるケラチンは、他のタンパク質と比較するとシスチンというアミノ酸が多く含有されています。
2は正しい説明です。
ポリビニルピロリドン(PVP)は毒性が強い成分ですが、皮膜を形成し接着性に優れていることからスタイリング剤によく使用されます。
3も正しい説明です。
人体を構成する重要な成分のひとつであるコラーゲンには、肌の潤いを保つモイスチャー(保湿)効果があります。
4も正しい説明です。
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