理容師の過去問
第34回
理容の物理・化学 問38
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問題
第34回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
毛髪とパーマネントウェーブの原理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 毛髪に多く含まれるタンパク質であるケラチンは、水に溶けやすい。
- ケラチンは、構成元素として塩素を多く含む。
- パーマネントウェーブ溶剤第1剤(1液)の主成分の働きは酸化である。
- 水素の化合物が水素を失う反応を酸化という。
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この過去問の解説 (3件)
01
ケラチンは、水をはじめとする多くの中性溶媒にも強く不溶です。
(2)は間違いです。
ケラチンの特徴は、シスチンというアミノ酸を多く含む点にあります。
*タンパク質(ケラチンもタンパク質です)はアミノ酸の集合体から構成されます。
(3)は間違いです。
パーマネントウェーブ溶剤第1剤の働きは還元であり、酸化は第2剤の働きです。
(4)は正しいです。
「還元」
酸素ー失う
化合物ー水素と化合する
イオンー電子を得る
「酸化」
酸素ー結合する
化合物ー水素を失う
イオンー電子を失う
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02
正しくは以下のとおりです。
1:毛髪に多く含まれるタンパク質であるケラチンは、水に「強く、溶けにくい」。
2:ケラチンはシスチンというアミノ酸が多い。
3:パーマネントウェーブ溶剤第1剤(1液 )の主成分の働きは「還元」である。
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03
正解は4です。
毛髪に多く含まれるたんぱく質であるケラチンは、水や全ての中性溶媒には溶けない不溶性の性質を持っています。
1は誤った説明です。
ケラチンを含むタンパク質はたくさんのアミノ酸から構成されています。
そのアミノ酸は 炭素(C)水素(H)酸素(O)窒素(N)の4つの元素で構成されていて、一部のアミノ酸は硫黄(S)を含めた5元素の構成になっています。
2も誤った説明です。
パーマネントウエーブ用剤第1剤は、毛髪のシスチン結合(S-S結合)に水素を与えて還元することで結合を切断する働きを持っています。
3も誤った説明です。
パーマネントウエーブ用剤第2剤は、切断されたシスチン結合に酸素を与えて結合中の水素と結びつけH₂Oとなることで、結合から塩素を取り除く酸化作用で再結合させる働きを持っています。
4が正しい説明です。
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