理容師の過去問
第34回
理容理論 問41

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問題

第34回 理容師国家試験 理容理論 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

理容刃物に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  シザーズのように2枚の刃で物体を挟み切ることを剪断という。
b  シェービングにおける、レザーによる毛髪の切れ方を切断という。
c  刃の側面の形がコンケーブだと、刃先の変形が生じにくく、長切れする。
d  切れ刃と物体の接触面積が広いと、切削抵抗が大きくなる。
  • aとb
  • bとc
  • cとd
  • aとd

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

シザーズの切れ方は、平行でお互いに反対方向の力を加えて物体をはさみ切る剪断に当たります。

aは正しい説明です。

シェービングにおけるレザーの切れ方は、毛(ひげ)を削り取る切削に当たります。

bは誤った説明です。

レザーの刃の側面が凹面のコンケーブ型だと、よく切れるけれど刃先に曲がりやつぶれの変形が生じやすく、凸面のコンベックス型だと切削抵抗が小さいのでよく切れ、丈夫で切れ味が長続きします。

cも誤った説明です。

切れ刃と物体の接触面積が広いと摩擦力が増大し、切削抵抗大きくなり切れにくくなります。

dは正しい説明です。

aとdが正しい組み合わせです。

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02

正解は4です。

・a、bの解説(物体の切れ方)
●剪断・・・2枚の刃が反対方向から物体をはさみ切るような切り方(シザーズ)
●切削・・・小刀で鉛筆を削るような切り方(レザー)
●切断・・・ナイフでりんごを2つに切るような切り方。

・cの解説(刃の形)
●コンケーブ型・・・よく切れるが、刃先に変形が生じやすいです。
●コンベックス型・・・切削抵抗が小さいのでよく切れます。また、丈夫で切れ味が長続きします。

・dの解説
切れ刃と物体の接触面積が広いと、切削抵抗が大きくなります。(刃物は切れにくいという感じを与えます)

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03

正解は、 4 です。

〇a. シザーズのように2枚の刃で物体を挟み切ることを剪断といいます。レザーのシェービングは、切断といいます。質問は正しい記述を聞いているので、 a は正解です。

×b. シェービングにおける、レザーによる毛髪の切れ方を切断といいません。シェービングは毛髪ではなく、髭または産毛の処理を行います。質問は正しい記述を聞いているので、不正解です。

×c. 刃の側面の形がコンケーブ(凹面)だと、刃先の変形が生じにくいのではなく、振動を吸収し切削抵抗をやわらげるといわれています。長切れするのは、コンベックス型(凸面)といわれています。質問は正しい記述を聞いているので、不正解です。

〇d. 切れ刃と物体の接触面積が広いと、切削抵抗が大きくなります。質問は正しい記述を聞いているので、 c は正解です。

上記内容から、 aとd が正しい記述です。質問は正しい記述を聞いているので、 4 が正解です。

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