理容師の過去問
第35回
皮膚科学 問30

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問題

第35回 理容師国家試験 皮膚科学 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 接触皮膚炎( カブレ )では、原因となった化学物質や薬物などが、再び皮膚に触れないようにすることが重要である。
  • 頭部白癬( シラクモ )は、真菌( カビ )による感染症である。
  • 尋常性痤瘡( ニキビ )は、性ホルモンの中で男性ホルモン( アンドロゲン )がその発生の重要な原因である。
  • 伝染性膿痴疹( トビヒ )は、ウイルスによる感染症で、高齢者がかかりやすい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。


1.設問の通り、接触皮膚炎( カブレ )では、原因となった化学物質や薬物などが、再び皮膚に触れないようにすることが重要です。

2.設問の通り、頭部白癬( シラクモ )は、真菌(カビ)による感染症です。

3.設問の通り、尋常性痤瘡( ニキビ )は、性ホルモンの中で男性ホルモン( アンドロゲン )がその発生の重要な原因です。
これは皮脂腺が男性ホルモンに支配されているためで、男性ホルモンが優位だと皮脂が分泌されやすくなります。

4 . 伝染性膿痴疹( トビヒ )は、細菌による感染症で、乳幼児がかかりやすいので間違いです。
ブドウ球菌や溶連菌が主な原因菌で、夏に多くなります。

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02

正解は4です。

1 . 接触皮膚炎( カブレ )では、原因となった化学物質や薬物などが、再び皮膚に触れないようにすることが重要です。
理美容業で注意するのは、酸化染料に含まれるパラフェニレンジアミンです。

2 . 頭部白癬( シラクモ )は、真菌( カビ )による感染症です。
癜風菌やカンジダも真菌による感染症です。

3 . 尋常性痤瘡( ニキビ )は、性ホルモンの中で男性ホルモン( アンドロゲン )がその発生の重要な原因であり、脂腺の働きを高め、皮脂の分泌を増加します。

4 . 伝染性膿痴疹( トビヒ )は、化膿菌、特にブドウ球菌による感染症で、小児がかかりやすいです。

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03

正解は4です。

接触皮膚炎( カブレ )は、カブレの原因物質(アレルゲン)を特定し、その物質に触れないようにすることが重要です。

1は正しい説明です。

頭部白癬( シラクモ )は、皮膚糸状菌である真菌(カビ)の白癬菌が原因となって起こる感染症です。

2も正しい説明です。

尋常性痤瘡( ニキビ )は、男性ホルモン(アンドロゲン)によって皮脂腺が活性化されることが原因のひとつです。

3も正しい説明です。

伝染性膿痴疹( トビヒ )は、溶血性連鎖球菌やブドウ球菌等の細菌によって起こる感染症です。

4が誤った説明です。

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