理容師の過去問
第36回
皮膚科学 問28
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問題
第36回 理容師国家試験 皮膚科学 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 機械的外力に対する保護作用を有する主な成分には、表皮角質層、膠原線維、弾性線維、皮下脂肪がある。
- 外界からの刺激は、皮膚の神経終末から脳に伝えられ、知覚となって現れる。
- 経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路がある。
- 皮膚の表面にある脂肪膜( 皮脂膜 )は、弱アルカリ性のため細菌の発育を抑制し、死滅させる。
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この過去問の解説 (3件)
01
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する問題です。
機械的外力に対する保護作用を有する主な成分には、表皮角質層、膠原線維、弾性線維、皮下脂肪があります。
外界からの刺激は、皮膚の神経終末から脳に伝えられ、知覚となって現れます。
経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路があります。
脂肪膜(皮脂膜)は、弱酸性なので誤りです。
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02
正解は4です。
機械的外力から体を守るための各部は、最外層の表皮角質層(ケラチン)、真皮の膠原繊維(コラーゲン)弾性繊維(エラスチン)、皮下脂肪(脂肪)などがあります。
1は正しい説明です
外界からの痛みなどの刺激は、皮膚の神経終末を介して脳に伝達されて、知覚として認識されます。
2も正しい説明です。
皮膚の吸収作用である「経皮吸収」には、毛孔や汗孔を介する表皮経路と皮膚付属器官経路とがあります。
3も正しい説明です。
皮膚表面の脂肪膜(皮脂膜)は、汗と皮脂が混じり合った膜は酸性で、細菌などの成長を抑制し感染を防いでいます。
4が誤った説明です。
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03
1 . 機械的外力に対する保護作用を有する主な成分
・表皮角質層→ケラチンが外力に対して強い抵抗力を持っています。
・膠原線維→外力に対する保護の働きをします。
・弾性線維→皮膚の伸び縮みに対し保護作用があります。
・皮下脂肪→クッションの役目を果たしています。
2 . 外界からの刺激は、皮膚の神経終末から脳に伝えられ、知覚(触覚、温覚、冷覚、痛覚など)となって現れます。
3 . 経皮吸収とは、皮膚を通して物質を体の中に取り入れる働きのことで、表皮経路と皮膚付属器官経路があります。
4 . 皮膚の表面にある脂肪膜( 皮脂膜 )は、弱酸性のため細菌の発育を抑制し、死滅させます。
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