理容師の過去問
第36回
皮膚科学 問29

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問題

第36回 理容師国家試験 皮膚科学 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 皮膚のなめらかさには、皮膚の水分量が大きくかかわっている。
  • 毛は、エクリン腺から分泌される皮脂により、その水分が余分に失われず、光沢としなやかさを保っている。
  • 糖尿病の人は、皮膚の抵抗力が弱くなって、化膿菌や真菌( カビ )による感染症がおこりやすくなる。
  • 手あれの対処法には、手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を防ぐなどがある。

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この過去問の解説 (3件)

01

皮膚と皮膚付属器官の保健に関する問題です。

選択肢1. 皮膚のなめらかさには、皮膚の水分量が大きくかかわっている。

皮膚のなめらかさには、皮膚の水分量が大きくかかわっています。

選択肢2. 毛は、エクリン腺から分泌される皮脂により、その水分が余分に失われず、光沢としなやかさを保っている。

エクリン腺から分泌される皮脂ではなく、皮脂は脂腺から分泌されます。

選択肢3. 糖尿病の人は、皮膚の抵抗力が弱くなって、化膿菌や真菌( カビ )による感染症がおこりやすくなる。

糖尿病の人は、皮膚の抵抗力が弱くなって、化膿菌や真菌( カビ )による感染症がおこりやすくなります。

選択肢4. 手あれの対処法には、手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を防ぐなどがある。

手あれの対処法には、手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を防ぐなどがあります。

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02

正解は2です。

皮膚(肌)のなめらかさは、皮膚の水分量(皮脂、保湿因子など)が大きく関わっています。

1は正しい説明です

皮脂腺から分泌される脂肪などを含む液体「皮脂」は、皮膚の保護や保湿に関わっています。

2が誤った説明です。

糖尿病の人は、高血糖や合併症などで免疫力が低下することで皮膚の抵抗力が弱まり、細菌や真菌などを原因とする感染症にかかりやすくなります

3は正しい説明です。

手荒れは、乾燥やアレルギー性の皮膚炎、接触性の皮膚炎による炎症や感染症などが原因で起こります。

手荒れの対処法には、手袋の着用保湿したり炎症を防いだり二次感染を予防するなどがあります。

4も正しい説明です。

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03

正解は2です。

1 . 皮膚のなめらかさには、皮膚の水分量が大きくかかわっています。
成人では体重の約60%、新生児は約80%の水分量があり、加齢とともに減少します。

2 . 毛は、脂腺から分泌される皮脂により、その水分が余分に失われず、光沢としなやかさを保っています。長毛の場合は皮脂だけでは油が不足します。

3 . 糖尿病の人は、皮膚の抵抗力が弱くなって、化膿菌や真菌( カビ )による感染症がおこりやすくなります。

4 . 手あれの対処法には、手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を防ぐなどがあげられます。

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