理容師の過去問
第38回
公衆衛生・環境衛生 問8
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問題
第38回 理容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
「国民健康・栄養調査」による栄養摂取状況の傾向に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 炭水化物の摂取量は、増加傾向である。
- 動物性タンパク質の摂取量は、増加傾向である。
- 動物性脂肪の摂取量は、増加傾向である。
- 食塩は、過剰摂取の状態が続いている。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」の栄養素等摂取量によると、2010年の炭水化物の平均値は257.6gで、2018年の平均値は251.2gと減少しています。
1が誤った説明です。
動物性タンパク質の2010年の平均値は36.0gで、2018年の平均値は38.9gと増加しています。
2は正しい説明です。
動物性脂肪の2010年の平均値は27.1gで、2018年の平均値は31.8gと増加しています。
3も正しい説明です。
日本人の1日の食塩摂取目標量は、2010年には男性9.0g女性7.5gでしたが実際の摂取量の平均値は10.2g(男女通じて)で、2018年の目標値は男性7.5g女性6.5gに対し実際の摂取量の平均値は9.7gと、減少傾向にはあるものの過剰摂取が続いています。
4も正しい説明です。
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02
答えは1です。
「国民健康・栄養調査」とは、
国民の身体や生活習慣の状況、食生活や栄養摂取量を把握し、健康増進につなげるため、厚生労働省が毎年している調査です。
1、
炭水化物の摂取量(一人一日あたりの平均)
2003年270g
2010年258g
2017年255g
よって、(増加傾向)→(減少傾向)の間違いなので、これが正解になります。
2、
動物性タンパク質の摂取量(一人一日あたりの平均)
2003年38.3g
2010年36.0g
2017年37.8g
よって、減少したが、近年増加しているので、正しいです。
3、
動物性脂肪の摂取量(一人一日あたりの平均)
2003年27.1g
2010年27.1g
2017年30.1g
よって、増加しているので、正しいです。
4、
食塩の摂取量(一人一日あたりの平均)
2003年11.7g
2010年10.6g
2017年9.9g
一日の食塩の摂取量の目標は、男性9.0g未満/日、女性7.5g未満/日です。
2020年からはさらに、男性7.5g未満/日、女性6.5g未満/日になりました。
よって、食塩の過剰摂取が続いているので、正しいです。
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03
正解は、 1 です。
〇1.炭水化物の摂取量は、年齢が高いほど高い傾向があります。質問は、「国民健康・栄養調査」による栄養摂取状況の傾向に関する記述のうち、誤っているものはどれか聞いているので、 1 が正解です。
×2. 動物性タンパク質の摂取量は、増加傾向です。タンパク質は、肉類・魚介類・卵・大豆類などです。質問は、「国民健康・栄養調査」による栄養摂取状況の傾向に関する記述のうち、誤っているものはどれか聞いているので、不正解です。
×3.動物性脂肪の摂取量は、増加傾向です。動物性脂肪は、肉類・魚介類・卵・牛乳やバターなどです。質問は、「国民健康・栄養調査」による栄養摂取状況の傾向に関する記述のうち、誤っているものはどれか聞いているので、不正解です。
×4.食塩は、古くから、過剰摂取の状態が続いている。過剰摂取により腎臓の負担が大きくなります。質問は、「国民健康・栄養調査」による栄養摂取状況の傾向に関する記述のうち、誤っているものはどれか聞いているので、不正解です。
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